美しい自然に囲まれた美術館

横須賀美術館

「横須賀美術館」
「横須賀美術館」

市制100周年を記念し、2007(平成19)年に開館した「横須賀美術館」。「県立観音崎公園」の豊かな緑に囲まれ、東京湾を望むロケーション、恵まれた環境のなかで美術鑑賞を楽しむことができる美術館。

建物はガラスと鉄板の入れ子構造からなるファサードが特徴的で美しい。館内からも豊かな自然を感じることができるようにと、天井や壁面に大小の丸穴が開けられている。ガラスの箱の中に展示室と収蔵庫が配置され、高さを抑えることで景観との調和にも配慮されている。

屋上からの景色
屋上からの景色

横須賀市が美術品収集に取り組み始めたのは1985(昭和60)年と言われている。1996(平成8)年に朝井閑右衛門の作品が一括して市に寄贈されたことをきっかけに美術館建設が具体的なプロジェクトとして始動した。

1998(平成10)年には、谷内六郎夫人・達子氏から週刊新潮表紙絵が多数寄贈され、1999(平成11)年には、美術作品の収集対象が近現代の絵画、版画、彫刻に定められた。現在では絵画、彫刻を中心に、約5,000点におよぶ日本の近現代美術の作品が所蔵されている。

エントランス
エントランス

建物前面に広がる芝生が美しい「海の広場」、山側からもアクセスできる「屋上広場」、県立観音崎公園へと続く「山の広場」。周辺散策と展覧会観覧のどちらも楽しめる工夫がなされているのも特徴と言えるだろう。

光の分量や熱などをコントロールする天井や壁に開けられた丸穴
光の分量や熱などをコントロールする天井や壁に開けられた丸穴

同美術館では1年を通し、様々な展覧会やワークショップ、コンサートなどが催されている。また、「週刊新潮」の表紙原画1,300余点を中心に、横須賀・鴨居にアトリエを構えた谷内六郎氏の世界を堪能できる「谷内六郎館」や、同美術館が収集・公開する各地の美術館の展覧会カタログなどを自由に閲覧できる「図書室」、多彩な催しが開催される「ワークショップ室」もある。さらに、地元産の魚介類や野菜などを使ったメニューを提供するイタリアンレストランもあり、楽しみ方の幅は広い。

横須賀美術館
所在地:神奈川県横須賀市鴨居4-1 
電話番号:046-845-1211
開館時間:10:00~18:00
休館日:第1月曜日(祝日の場合は開館)、12/29~1/3、臨時休館あり
https://www.yokosuka-moa.jp/

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