戸塚エリアガイドTOTSUKA AREA GUIDE

Special Interview 01

恵まれた子育て環境で子どもと安心して楽しく過ごせる街/「とつかルーテル保育園」インタビュー

JR東海道線と市営地下鉄「戸塚」駅から徒歩5分。ショッピングモール「アピタ 戸塚店」や「横浜市立東戸塚小学校」なども近い利便性の高いエリアに、広い園庭を持つ私立の認可保育園がある。社会福祉法人イクソス会によって設立された「とつかルーテル保育園」だ。今回は、園長の松川和義先生に、保育理念や活動内容、周辺地域の魅力について伺った。

園長の松川和義先生
園長の松川和義先生

きれいな園舎と広々とした園庭をもつ「とつかルーテル保育園」

――まずは「とつかルーテル保育園」の概要と施設について教えてください。

松川園長先生 2005(平成17)年に開園した、私立の認可保育園です。2009年に隣地を横浜市より貸与していただき増築し、定員を120名から240名に増員しました。ただ、現在の園児数は203名となっています。

保育の標準時間は7時半~18時半で、延長保育も実施しています。園舎は2階建ての乳児棟と3階建ての幼児棟があり、渡り廊下でつながっています。園庭にはジャングルジム、うんてい、鉄棒、砂場、複合遊具などを設置しています。

きれいな園舎が印象的な「とつかルーテル保育園」
きれいな園舎が印象的な「とつかルーテル保育園」

質の高い保育・モンテッソーリ教育をかなえる園の特徴

――「キリスト教保育」と「モンテッソーリ教育」を軸にした保育を行っているそうですが、その特徴について教えてください。

松川園長先生 キリスト教保育については、聖書の言葉に共鳴して保育を行うよう心がけています。新約聖書にある一節「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」というのが法人の基本理念であり、私たちの保育方針です。保育者である私たち自身が、この言葉を子どもたちに対して実行することが基本だと思います。

分かりやすい特徴を挙げるなら、礼拝でしょう。一日一回必ず礼拝の時間を設け、賛美歌を歌ったり、聖書の言葉を聞いたり、お祈りをしたりしています。乳児は、歌ったり祈ったりする職員の様子を見聞きすることで体験し徐々に理解を深めていっています。子どもたちにとって最も身近なお祈りは、食事やおやつの前に行う感謝の祈りだと思います。

乳児棟にあるホール
乳児棟にあるホール

モンテッソーリ教育は子どもの自発性を尊重した教育法で、背景にはキリスト教があります。考案者であるマリア・モンテッソーリさんがクリスチャンでしたから。園の生活すべてがモンテッソーリ教育の時間と考え、職員は立ち居振る舞いから子どもたちのお手本となるよう心がけています。当園の正規職員は全員、2年間モンテッソーリのスクールに通ってディプロマ(修了証書)を取得するようにしており、質の高い保育を提供できていると思っております。

モンテッソーリ教育の分かりやすい特徴を言えば縦割り保育や教具でしょうか。3・4・5歳児は縦割りクラスで、小さな子へのいたわりや思いやりの気持ちなどを育んでいます。教具は年齢ごとに使うものが決まっていて、最初に保育士が子どもたちに実演し、使い方を教えます。

子どもたちが手に取りやすい場所に置かれたさまざまな教具
子どもたちが手に取りやすい場所に置かれたさまざまな教具

言語や数に関するものなどさまざまな種類があり、触れて使うことによって子どもたちの感覚が刺激され、さまざまな能力が伸ばされると考えています。子どもたちは毎日自分の好きな教具を選び出して使っていますが、時間内に満足できなかったら、次の日も同じものを使えるようにしています。

地域とつながり、感謝と喜びを伝えるさまざまなイベント

――年間スケジュールにたくさんのイベントがありますが、特色あるイベントがあれば教えてください。

松川園長先生 イースター、収穫感謝祭、クリスマス会、キャンドル礼拝といった行事など多数ありますが、つい先日は「花の日」という行事がありました。各家庭から持ち寄ったお花で花束を作り、近隣に感謝の気持ちを伝える行事です。

5歳児は区役所や消防署の出張所など、比較的遠いところにも出かけています。こういった機会に地域の人とふれあうことで、普段関わりがなくても自分たちがいろいろな人の中で生きていることを知ってもらえたらと思います。

「戸塚」駅からペデストリアンデッキでつながる「戸塚区役所」
「戸塚」駅からペデストリアンデッキでつながる「戸塚区役所」

子どもたちが「いつもありがとうございます」と言って花束を渡すと、みなさん喜んでくださるので、私たちも嬉しいです。最近は区役所を訪問すると立派な部屋で区長さんが対応してくださるんですよ。

――地域の子どもたちとの交流や世代間交流、今後取り組みたいことなどはありますか?

松川園長先生 昨今は防犯上のこともあり園を開放してのイベントも難しく、地域の子どもたちとの交流は、なかなかできていない現状ですが、毎年7月に行っている「こひつじ祭」には、卒園児に葉書を出して参加を呼びかけています。七夕や夏祭りのようなものでしょうか。みんなでゲームをしたりして楽しみます。二十歳を過ぎた卒園生が来てくれることもあり、私たちにとっては成長した姿を見られるうれしい機会です。

また、社会福祉法人と地域の団体が連携して地域の課題解決を目指す「地域繋がる連絡会」を通してつながりがあるため、いつか高齢者施設との交流ができたらいいなと思っています。

広くて明るい保育室
広くて明るい保育室

多彩な公園やショッピングモールがそろい、子育て環境が整う戸塚区

――戸塚エリアの子育て環境について、特徴や魅力的な部分などを教えてください。

松川園長先生 マンションがたくさん建って子育て世帯が増え、保育園の数も増えました。当園の近くにも「アピタ 戸塚店」がありますし、駅前には「戸塚モディ」「サクラス戸塚」「東急プラザ戸塚」などショッピングモールがたくさんあり、買い物をする場所が充実していると思います。公園もとても充実しているため、当園もよく園児を連れて遊びに行っています。

7階建てのショッピングモール「戸塚モディ」
7階建てのショッピングモール「戸塚モディ」

――最後に、戸塚エリアで子育てをする魅力をお聞かせください。また、おすすめのスポットなどもぜひご紹介ください。

松川園長先生 この辺りに住んでいる職員に聞いてみると、地域子育て支援拠点「とっとの芽」は、小さい子どもと安心して楽しく過ごせて良いと言っていました。ほかにも、子どもが喜ぶ遊び場として、「踊場公園」に併設された「踊り場公園こどもログハウス」の名前も挙がりました。室内大型遊具が整っていて、雨でも気にせずに遊べる施設ですね。この辺りは子どもを連れて行く場所に困らない環境が整っていて、子育て環境が充実しているのだろうと思います。

豊かな自然が広がる「舞岡公園」の様子
豊かな自然が広がる「舞岡公園」の様子

個人的には、園児が遠足で行く「舞岡公園」が気に入っています。遊具などはないのですが、田んぼや古民家、池、小川などがある自然豊かな場所で、芝生に寝転がって空を見上げたりしてのどかに過ごせるんです。行くたびに本当にいいところだなと感じます。

園長 松川 和義先生
園長 松川 和義先生

とつかルーテル保育園

園長 松川 和義先生
所在地:神奈川県横浜市戸塚区吉田町100-4
電話番号:045-862-3086
開園時間:7:00~20:00 ※土曜日は19:00まで
休園日:日曜日
URL:https://ikusosu.jp/totsuka
※この情報は2023(令和5)年6月時点のものです。

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