相模原エリアガイドSAGAMIHARA AREA GUIDE

スペシャルインタビュー

手厚い子育て支援施策を実施し、更なる発展も期待される相模原市での暮らしの魅力に迫る

リニア中央新幹線新駅の建設が進められている「橋本」駅。その隣駅である「相模原」駅の北口地区では、“多様な交流が新たな価値をうみだす ライフ×イノベーションシティ”を掲げ、大規模な土地利用計画が進行中だ。2つの大きなプロジェクトが進行中であり、今後ますます注目を集めることになる相模原市。今回は、相模原市の観光・シティプロモーション課、長島さんに、相模原市で暮らす魅力と未来への期待について伺った。

観光・シティプロモーション課 長島さん
観光・シティプロモーション課 長島さん

都心へアクセスしやすく、更なる発展も期待される相模原市

——まずは、相模原市の紹介と概要を教えてください。

長島さん:相模原市は、これまで合併を繰り返しながら成長をしてきました。1941(昭和16)年に、二町六村(上溝町・座間町・相原村・麻溝村・新磯村・大沢村・大野村・田名村)が合併して相模原町となり、1954(昭和29)年には市制の施行によって相模原市となりました。ちなみに当時の人口は約8万人です。

2006(平成18)年、2007(平成19)年と続いて津久井郡の4町との合併を経て、2010(平成22)年には政令指定都市になりました。市域は328.91平方キロメートル、人口は約72万人となり、 “都市と自然のベストミックス”を標榜しています。

——相模原市の3区について、特徴と魅力を聞かせてください。

長島さん:行政区として緑区、中央区、南区を設置しており、各地域の資源と特性をいかした取り組みをしています。まずは、リニア中央新幹線新駅の建設が進んでいる「橋本」駅がある緑区ですが、緑区は自然が豊かで、都心から1時間圏内に登山スポットやキャンプ場、神奈川県の水がめである5つのダム湖がある場所としても人気を集めています。

「相模原市役所」
「相模原市役所」

中央区は、桜並木がきれいな「相模原市役所」があるほか、「相模原」駅北口地区の整備が予定されているなど、今後も更なる発展が期待される行政区となっています。また、「JAXA相模原キャンパス」が所在し、「淵野辺」駅には発車ベルに「銀河鉄道999」の音楽を採用したり、駅周辺にあるマンホールのデザインに「機動戦士ガンダム」を採用したりと、宇宙を核とした街づくりを進めているのも特徴の1つです。

JR「相模原」駅
JR「相模原」駅

南区については、小田急線の「相模大野」駅と「小田急相模原」駅、「東林間」駅があり、駅と街とが近い関係にあることからコンパクトで住みやすく、「相模原麻溝公園」のような大型公園にも恵まれているエリアです。

休日はファミリーでにぎわう「相模原麻溝公園」
休日はファミリーでにぎわう「相模原麻溝公園」

手厚い子育て支援施策で、子育てファミリーにも安心の街

——相模原市として取り組んでいる行政支援はありますか?

長島さん:移住・定住に向けた就労支援に注力し、ハローワーク以外にもキャリアコンサルタントが相談をお受けする総合就職支援センターを設置しています。また、創業支援ということでは、創業を考えている方、創業から5年未満の方を対象に、株式会社設立時の登録免許税の軽減措置といった特例が適用されます。

豊かな自然を残す中山間地域にある藤野地区の場合は、里山暮らしを希望すれば、観光協会をはじめさまざまなサポートをしてくれます。
また、乗り合いタクシーやコミュニティバスの運営といった移動支援施策もあります。

——子育て世帯が対象の支援はありますか?

長島さん:相模原市では、「さがみはらみんなのシビックプライド条例」を制定し、2021(令和3)年4月1日に施行しました。それに基づき、まちへの誇り、愛着、共感の向上を図るなかで、大切なキーワードとして“子育て施策”が出てきました。

相模原市の子育て施策は、妊娠期から学齢期まで“子育て ひとつなぎ の安心“がキャッチフレーズです。妊娠期においては、妊婦健康診査14回の実施、また「さがみはら子育てきずなLINE」に登録していただくと、子どもの成長とともに生じる不安を解消する情報が届くようになります。どこかで見守ってくれているのではないかと、そんな気持ちになるくらいに、求めている情報やアドバイスがタイムリーに届くようにできていると感じております。

他には、電子母子健康手帳アプリや、出産後の保健師訪問、また健康診査や集団検診も定期的に実施しています。

「相模原市立清新こどもセンター」
「相模原市立清新こどもセンター」

児童館のほか親子が気軽に集まり、交流できる「子育て広場」をはじめ、健全育成活動を推進する機能、放課後児童健全育成対策としての機能がある「こどもセンター」も各所に設けられています。学齢を迎えてからのお話ですが、小学校では、総合的な学習の時間でのアクティブラーニングやプログラミング教育にも力を入れています。

——「相模原駅北口地区」のまちづくりについて、方向性や重視する点などがあれば教えてください。

長島さん:相模原市は“多様な交流が新たな価値を生み出すライフ×イノベーションシティ”を掲げ、「相模原」駅北側に広がる相模総合補給廠の一部返還地における土地利用計画の策定を進めてきました。2022(令和4)年7月、学識経験者と市民、そして民間事業者で構成する「土地利用計画検討会議」が設置され、今年3月にその方向性が示されました。

「相模原」駅に近く、利用価値が高い場所であることから様々な角度で検討されています。市内には4つのプロスポーツチームが活動していることから、スポーツ施設も一つの案として出ています。それも含めて、まだまだ検討段階ですが、“多様な交流”を生み出すために、需要をしっかり踏まえた上で進めていきたいと考えています。

数えきれないおすすめスポット。多世代が住みやすい相模原市

——「相模原」駅周辺のエリアに住むことの魅力や、おすすめのスポットを教えてください。

長島さん:リニア中央新幹線新駅ができる「橋本」駅の隣駅ということで、将来的にアクセス性がさらに高まるだけでなく、これから大きく変わっていく北口についても期待できるポイントかと思います。
中央区の個人的に好きなお店ですが、住宅街にたたずむ行列のできるラーメン店「大勝軒」や、行列のできる「中村麺三郎商店」、淡麗な味が楽しめる「志おん」にはよく足を運びます。焼肉なら、「味ん味ん」です。いつも行列ができていますが、それも納得のリーズナブルで上質なお肉が楽しめます。洋菓子なら「セ・ラ・セゾン」、「ら・ふらんす」、「フレジェ」がお気に入りです。おすすめを挙げていくとキリがありません。
また、公園では、淵野辺駅近くの「鹿沼公園」は池のほとりの雰囲気がとても好きです。その他、相模原駅北口に整備された「相模原レクリエーションパーク」は、子供をのびのびと遊ばせられるので、よく遊びに行っています。また、スケートボードなどストリートスポーツが楽しめる「小山公園ニュースポーツ広場」もおすすめです。

「鹿沼公園」には、交通公園やテニスコートなどもある
「鹿沼公園」には、交通公園やテニスコートなどもある

中央区以外では、ここを目当てに訪ねてくる人も多い「ZEBRA Coffee & Croissant」、頻繁にライブがあるカフェレストラン「Shu」、カレーパンの販売数でギネス世界記録を達成した「パンパティ」のほかに、宮ヶ瀬湖の景観も本当にきれいですし、木漏れ日の下でバーベキューができる「上大島キャンプ場」もおすすめです。道志川沿いにはキャンプ場が多く、いずれも星がとても綺麗に見られます。

——最後に、相模原市に住むことを検討している方へのメッセージをいただけますか?

長島さん:横浜、町田、新宿などにもアクセスがよく、リニア中央新幹線が開通したら、名古屋まで40分、品川にも10分で繋がりますのでアクセス性がさらに高まります。また、周辺は大型商業施設が点在しているので買い物にも便利です。

JR「相模原」駅前の街並み
JR「相模原」駅前の街並み

「相模原」駅を中心に道路が碁盤の目状になっているため、区画も街並みもきれいだと感じます。“都市と自然のベストミックス“した街は、子育て世代だけでなく、それ以外の世代にとっても住みやすい街ではないでしょうか。

相模原市市長公室

観光・シティプロモーション課 長島 様

所在地 :相模原市中央区中央2-11-15
電話番号:042-754-1111
URL:https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/
※この情報は2023(令和5)年11月時点のものです。

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