エリアコラム

生活便利でレジャースポットも身近! 子育てしやすい街としても人気の湘南・藤沢

湘南エリアの玄関口・藤沢市

神奈川県の中央南部に位置し、横浜市や鎌倉市、茅ヶ崎市などに囲まれている藤沢市。南は相模湾に面し、温暖な気候や風光明媚な景観に恵まれ、湘南エリアの中心地として親しまれている。

藤沢市の位置
藤沢市の位置

中世には「遊行寺(ゆぎょうじ)」の門前町として、江戸時代には東海道五十三次の6番目の「藤沢宿」として栄えた、歴史ある街だ。明治以降は農業地帯を背後に控えた商業の中心地となり、さらに鉄道路線の開通とともに保養・観光・文化の地としても発展した。

藤沢市の現在の人口は約44万人で、県内では横浜市、川崎市、相模原市に次いで4番目に多い(2024(令和6)年3月1日現在)。近年は人口減に転じている自治体も多い中、藤沢市では人口増加が続いており、2030(令和12)年には45万人を超えると推計されている。中でもファミリー世帯の転入が多く、市では人口増加の理由について「自然環境、教育・子育て、交通アクセスなどさまざまな面でバランスが良く、暮らしやすいまち」として評価されているからではないか、としている。

江の島や鎌倉など人気のレジャースポットが身近に充実しているのも大きな魅力だ。

子育てしやすい街・藤沢市

藤沢市は子育てしやすい街としても人気だ。施設の満足度について尋ねた市民意識調査でも、「いつでも安心して受けられる医療の充実」「安心して子育てができる環境づくり」「緑地や樹木などの緑の保全」など子育て世代が気になる項目において、特に満足度が高くなっている(「令和4年度 市政運営の総合指針2024に関する市民意識調査」より)。

重点施策に関する調査(満足度・重要度)(実現度・重要度)(引用:『令和4年度 市政運営の総合指針2024に関する市民意識調査』より)
重点施策に関する調査(満足度・重要度)(実現度・重要度)(引用:『令和4年度 市政運営の総合指針2024に関する市民意識調査』より)

待機児童数も、2012(平成24)年度は過去最大の379人だったが、保育所新設整備などさまざまな取り組みの結果、2021(令和3)年度および2022(令和4)年度は待機児童ゼロを達成、2023(令和5)年度もわずか3人となっている。

「子育てアプリふじさわ」も藤沢市の子育て支援の取り組みの一つだ。これは神奈川県が推進する母子手帳アプリ(母子モ)の藤沢市版で、妊娠から出産、育児までをサポートする便利な機能が満載。子育てイベントや健診・予防接種などの情報も逃さず受け取ることができる。

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また、「ふじさわ安心ダイヤル24」という24時間体制の電話健康相談サービスも、子育て世代にとって心強い存在だ。

歴史と文化が息づく湘南藤沢の都心部拠点「藤沢地区」

藤沢市は13の地区に分かれ、それぞれの地区ごとに地域コミュニティが形成され、地域特性を生かした個性あるまちづくりが進められている。「藤沢」駅の周辺部に特に人口が集中しており、駅を境に北側が「藤沢地区」、南が「鵠沼地区」となっている。

13地区に分けられる藤沢市の地域コミュニティー(出典:藤沢市)
13地区に分けられる藤沢市の地域コミュニティー(出典:藤沢市)

「藤沢」駅北口から「藤沢本町」駅にかけての「藤沢地区」は、遊行寺を中心とした門前町や東海道の旧藤沢宿があり、藤沢市の中心として歴史文化を育んできたエリアである。「藤沢」駅北口周辺は「藤沢市役所」をはじめ公共施設が充実。商業・業務・サービス等の都市機能が集積する中心市街地として発展を続けている。

通勤にもレジャーにも便利な交通アクセス

「藤沢」駅はJR線、小田急線、江ノ島電鉄(江ノ電)が乗り入れるターミナル駅である。

JRは、「東京」駅発着系統の東海道線のほか上野東京ライン、湘南新宿ラインも利用可能。東京・品川・横浜・小田原・熱海など東海道線の各駅に加え、渋谷・池袋・上野といった東京都心の主要駅、さらには北関東方面へも乗り換えなしで移動することができる。特別快速を含む特急券不要の全列車が停車するほか、通勤特急「湘南」の停車駅にもなっている。

「藤沢」駅
「藤沢」駅

小田急線(江ノ島線)は、「相模大野」駅から先は小田急小田原線に直通運転しており、町田や新宿方面へ行く際に便利だ。一部の特急ロマンスカーを除いて全列車が停車し、ほとんどが「藤沢」駅が始発なのもうれしい。

江ノ電は「藤沢」駅から「鎌倉」駅まで約10kmを結ぶ、魅力あふれる路線。車内から見える彩り豊かな景色とともに、江の島・鎌倉のプチ旅行が楽しめる。

また、「藤沢」駅からは神奈川中央交通や江ノ電バスなどの各社バス路線も充実している。市内や周辺エリアへの移動に便利なほか、大阪難波へ向かう高速バスも発着している。

藤沢地区内にはこの「藤沢」駅のほか、江ノ電の「藤沢本町」駅もある。

「藤沢本町」駅
「藤沢本町」駅

ショッピングや医療など、藤沢地区の生活環境

「藤沢」駅周辺は大型商業施設が多く、買い物など生活利便性が高い。北口の百貨店「さいか屋藤沢店」をはじめ「ルミネ藤沢」や「ODAKYU 湘南 GATE」などが駅前に立ち並び、食料品や日用品からファッション、生活雑貨、家電製品、インテリア、各種サービスまであらゆる種類のショップがそろっている。

神奈川県藤沢市・「さいか屋 藤沢店」
神奈川県藤沢市・「さいか屋 藤沢店」

駅前から北側へ少し離れたところにも「ダイエー藤沢店」や「サミットストア藤沢駅北口店」、「藤沢本町」駅前の「やまか本町店」、地元産の新鮮な野菜・果物などが手に入る「わくわく広場 トレアージュ白旗店」など、日常生活を支えるスーパーマーケットが各所に点在している。

また、「かるがも藤沢クリニック」や「ふじさわこどもクリニック」などの小児科をはじめ、かかりつけ医として気軽に相談ができる病院・クリニックが数多く点在するほか、高度急性期医療を担う「藤沢市民病院」も近く、いざという時の充実した医療環境も大きな安心材料となるだろう。

生活便利でレジャースポットも身近! 子育てしやすい街としても人気の湘南・藤沢
所在地:神奈川県藤沢市 

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