CURRY CLUB キュイエール　

JR「大船」駅から徒歩4分。フランス料理をベースにした至極のカレーをいただける名店がある。子どもからシニアまで幅広い層が足繁く通う「CURRY CLUB キュイエール」だ。緑を基調とした明るい店内はその場にいるだけで気分も明るくなってくる。ゆったりと落ち着いて食事を楽しめるテーブル席の他にカウンターも用意されていて、友人・知人・家族との会食から一人ランチも気兼ねなく楽しめる。

オーナーの吉原氏はフランス料理店で12年の修行を積んだ本格派。修行時代から、独立する際は「カレー」を主としたお店を出したいと考えていたという。インド料理や既存のカレー専門店のスパイスを重複させるハーモニーよりも、フランス料理の技法を駆使した酸味や苦味、甘みに重点を置いたカレーを提供している。

ルーのベースは2種類用意されており、炒めた玉ねぎと牛のアキレス腱を形がなくなるまで煮込み、12～13種類のスパイスで風味をつける。仕込みには4、5日かけるというから驚きだ。濃厚なコクと旨味が凝縮されたその味は、ぜひその舌で味わってもらいたい。

「骨付き鶏モモ肉バスク風カレー揚げ玉子添え」は、白ワインの酸味と野菜の旨味、ホロホロの鶏モモ肉と、香ばしい揚玉子のマリアージュが楽しめる。旬の野菜をふんだんに盛り付けた「季節野菜15種のベジタブルカレー」や、ロース肉に極力薄い衣をまとわせ、豚肉の旨味をとじこめたボリューム満点の「“湘南ポーク”ロース肉のカツカレー」などバリエーションは多彩。何度も足を運んで色々な味を試したい。