登戸ゴールデン街ビル

「古きよき時代の賑わいが感じられる場所を」がコンセプトの「登戸ゴールデン街ビル」は2023（令和5）年5月に開業した。区画整理が進み、次々と新しい建物が建っていくなかで、その流れに逆行するような「懐かしさ」を演出しているのが「登戸ゴールデン街ビル」だ。1階から10階までの全フロアが飲食店で、いずれもお酒をメインに楽しむ店となっている。

居酒屋をはじめ、ショットバー、バル、ラウンジなどさまざまな業態が同じ建物に入っているため、河岸を変えたがる人にとっては、これ以上にない「飲みの環境」と言えるだろう。エレベーターやエントランスにある、各店の紹介を参考にぜひ上下に移動しながらそれぞれの店を楽しんでほしい。

ビルの正面左側には、昔の稲田多摩川の風景、反対側には登戸の昔の町並みが描かれている。古くて新しい「登戸ゴールデン街ビル」が、これまでの街の歴史を大切にしていることがうかがえる。昭和を生きた人も、そうでない人も「懐かしさ」を覚える「登戸ゴールデン街ビル」。今後、街とどのような歴史をつくっていくのか注目していきたい。

登戸ゴールデン街ビル
所在地：神奈川県川崎市多摩区登戸2568 
営業時間・定休日：店舗により異なる
https://www.instagram.com/noborito_golde..