再開発によって魅力が増す「横浜」駅周辺をレポート!

横浜市西区楠町エリアは、神奈川県最大のターミナルである「横浜」駅西側に位置しています。「横浜」駅周辺は「エキサイトよこはま22」というまちづくり計画によって、2009(平成21)年から大規模な再開発が進められてきました。その結果、美しい街並みや新たな施設が生まれ、今後もますますの発展が期待されています。

今回は再開発のこれまでと今後を、駅西側を中心にレポートします!

再開発で誕生した「JR横浜タワー」のアトリウム
再開発で誕生した「JR横浜タワー」のアトリウム

まちづくり「エキサイトよこはま22」とは

「横浜」駅周辺は「エキサイトよこはま22」という計画で、国際都市の玄関口としてふさわしいまちづくりが進められてきました。この計画は2009(平成21)年に策定され、駅の魅力向上や国際化への対応、環境問題、災害時の安全性確保などに取り組むものです。

駅前のセンターゾーンを中心に、駅北側に広がる鶴屋町地区、駅東側に広がるみなとみらい地区、楠町エリアがある北幸地区など、7つの地区に分けて構成されており、各エリアの特性や個性がまちづくりにいかされています。

広々とした歩行空間が実現

再開発で整備された「横浜」駅西口
再開発で整備された「横浜」駅西口

さらに住みやすい街に

エキサイトよこはま22のエリアの説明(引用:横浜市)
エキサイトよこはま22のエリアの説明(引用:横浜市)


ここ数年で西口の駅ビルや連絡通路の整備などが完了

2019(令和元)年12月に、「横浜」駅西口の中央自由通路と西口地下街「相鉄ジョイナス」を結ぶ新通路が本開通。これにより階段やエスカレーターで上下していた構造が解消され、快適に移動できる空間が実現しました。

2020(令和2)年6月には、西口の駅ビル商業施設とホテル跡地に、複合商業施設「JR横浜タワー」が完成しました。地下3階から地上26階までに様々な店舗や映画館が入居すると共に、駅周辺には総合防災センターも設置されており、滞留者1万人、帰宅困難者3,000人の受け入れ態勢ができています。さらに2023(令和5)年には中央西口駅前広場の整備が完了し、歩行空間の拡充や屋根の設置、バリアフリー化などが実現しています。

街の新たなランドマーク

複合商業施設「JR横浜タワー」
複合商業施設「JR横浜タワー」

特徴的な形状

中央西口駅前広場に設置された屋根
中央西口駅前広場に設置された屋根


西口には駅ビルとデッキで繋がる複合商業施設も誕生

「JR横浜タワー」が駅前に完成した2020(令和2)年には、駅北側の鶴屋町地区に「JR横浜鶴屋町ビル」も誕生しました。商業施設「CIAL横浜ANNEX」をはじめ、保育所やフィットネスクラブなどが入居しており、こちらも新たなにぎわいを見せています。

「JR横浜タワー」と「JR横浜鶴屋町ビル」は、「はまレールウォーク」という歩行者デッキで繋がっており、駅前からのスムーズな利用が可能です。ちなみに駅と鶴屋町地区の間に架かる鶴屋橋も、2017(平成29)年にリニューアル完了。「はまレールウォーク」横の「きた西口駅前広場」では、2024(令和6)年の完成に向けて屋根の整備が行われており、より美しい街並みになると期待されています。

駅と歩行者デッキで
繋がっています

再開発で整備された「横浜」駅西口「JR横浜鶴屋町ビル」
再開発で整備された「横浜」駅西口「JR横浜鶴屋町ビル」

屋根があるので雨の日も
安心

歩行者デッキ「はまレールウォーク」
歩行者デッキ「はまレールウォーク」


鶴屋町地区では複合ビルが竣工予定

さらに鶴屋町地区では、「横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」によって、「THE YOKOHAMA FRONT TOWER」が建設中。この開発は国家戦略住宅整備事業として、グローバル企業の誘致につながる職住近接の居住環境を提供するねらいがあります。

2024(令和6)年3月に竣工予定で、場所は「JR横浜鶴屋町ビル」のすぐ隣。完成すれば地下2階から地上43階までの複合ビルとなり、商業施設やホテル、住宅、屋外には交通広場も設けられます。また、災害・緊急時に来街者を滞留させるスペースが確保されると共に、帰宅困難者の受け入れや災害備蓄倉庫も設置される予定です。

2024(令和6)年3月に
竣工予定

建設中の「THE YOKOHAMA FRONT TOWER」
建設中の「THE YOKOHAMA FRONT TOWER」

街の更なるにぎわいにも期待

「THE YOKOHAMA FRONT TOWER」完成イメージ
「THE YOKOHAMA FRONT TOWER」完成イメージ

 

引用元:PR TIMES「<日本初「国家戦略住宅整備事業」認定>横浜駅直結の超高層分譲住宅「THE YOKOHAMA FRONT TOWER」2022(令和4)年2月下旬モデルルームが横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ内にオープン」より


楠町近くでは新たなショッピングモールが開業

楠町エリアが位置する北幸地区は、すでに再開発によって彫刻通りなどの整備が完了しています。その名の通り彫刻が点在しており、美しい並木道が続く気持ちの良い街並みです。

その隣の南幸地区は、商業・文化・エンタメのまちと位置付けられており、2023(令和5)年12月に「CeeU Yokohama(スィーユー ヨコハマ)」がグランドオープン。スーパーをはじめ、カフェやクリニックが入居予定なので、帰り道での買い物などがさらに便利になる予感です。

駅と楠町エリアを結ぶ
通りです

北幸地区の彫刻通り
北幸地区の彫刻通り

帰り道の買い物がより
便利に♪

「CeeU Yokohama(スィーユー ヨコハマ)」
「CeeU Yokohama(スィーユー ヨコハマ)」


今後も駅周辺ではさらなる再開発が検討されています

このように「横浜」駅周辺では、再開発で商業施設や新たな動線が生まれたことにより、さらに賑わいある街並みへと変化していました!

今後も「横浜」駅西口では、「西口五番街」や南幸一丁目の再開発が検討されています。どちらも多くの人々が行き交う商店街ですが、再開発が実現すれば新たなにぎわいが生まれ、ますます目が離せない街になりそうです!

再開発が検討されています

現在の「西口五番街」
現在の「西口五番街」

往来しやすい動線も魅力

駅西口は再開発でさらに賑わいある街に
駅西口は再開発でさらに賑わいある街に


発見ポイント!

多くの人が行き交うJR線の中央自由通路
多くの人が行き交うJR線の中央自由通路

  • (1)駅前に新しい商業施設が続々と誕生し、よりショッピングタウンとしてにぎわいが増している!
  • (2)連絡路や歩行者デッキにより、新たな動線が生まれて利便性がアップしている
  • (3)楠町エリア近くでも新しい商業施設が完成間近で、帰り道の買い物がしやすくなりそう♪

再開発によって魅力が増す「横浜」駅周辺をレポート!
所在地:神奈川県横浜市西区