スペシャルインタビュー

妊娠期から子育て期まで、切れ目のない支援を目指す「戸塚区 こども家庭支援課」

JR「戸塚」駅とペデストリアンデッキでつながり、利用しやすい場所にある戸塚区役所。区役所内で手続きをしている間、生後6ヶ月から就学前の子どもを対象に預かってくれる「子育て応援ルーム とことこ」があるなど、細やかなサービスもうれしい。今回は、そんな戸塚区役所の「こども家庭支援課」を訪ね、戸塚区での“子育て”をキーワードにお話を伺った。

「戸塚区こども支援課」の保健師さん
「戸塚区こども支援課」の保健師さん

子育て世代が魅力に感じる、戸塚区の取り組み

――まずは戸塚区の子育て支援の取り組みについて聞かせてください。

こども家庭支援課:戸塚区は交通のアクセスがよく、公園数も充実していることから、子育て世代に魅力のある街と思っていただけているようです。一方、区外から転入される方にとっては地縁がないため、頼れる親戚や友だちもいない方も多いと考えられます。そういった状況を踏まえて、誰もが気軽に相談でき、子育てをサポートしてくれる場所がある、ということを発信することが大変重要だと考えています。

戸塚区は市内18区のなかで最も面積が広いことから、情報を発信するだけでは行き届かないことがあります。情報発信の方法、つまり情報を必要としている方にいかに届けるかという観点が不可欠です。配布物に二次元コードを載せ、より具体的な情報にアクセスできるようにしたり、You Tubeを活用したりと、多面的な情報発信を心がけています。

多くの子育て情報を発信している(「子育て応援ルーム とことこ」内)
多くの子育て情報を発信している(「子育て応援ルーム とことこ」内)

――戸塚区には、赤ちゃん教室「ひよこ会」、戸塚区地域子育て支援拠点「とっとの芽」、戸塚区「遊び場しゃべり場ほっとタイム」というものがあるそうですね。

こども家庭支援課:まずは、1人目の0歳のお子さんと保護者の集まりである「ひよこ会」についてですが、これは育児の話をするだけでなく、友だちづくりや保護者同士の交流ができる場所となっています。また、各分野の講師を招き、たとえば虫歯予防のための歯磨きや離乳食について話していただくこともあります。

とっとの芽 サテライト」については、「東戸塚」駅の駅前と、「戸塚」駅から徒歩数分の距離にある「とっとの芽 サテライト」の2ヶ所があります。妊娠期間から就学前までのお子さんを育てる方が、安心して子育てができるような環境づくりのお手伝いの場、そして子育て支援に関わる方を支えるための施設となっています。

「とっとの芽 サテライト」内の様子
「とっとの芽 サテライト」内の様子

ここではお子さんを遊ばせながら、経験豊富な「横浜子育てパートナー」に育児相談していただけるほか、必要な情報を調べたり、どのようなサービスがあるのか一緒に考えたりします。お子さんの遊び場としてだけでなく、妊娠期からも気軽に立ち寄っていただけるとうれしいですね。

また「遊び場しゃべり場ほっとタイム」は区内14会場で開催しており、地域の子育て支援者への相談や、友だちづくりの場として機能しています。子育ては正解がなく、小さなことで悩んだり、不安になったりしたりするのは自然なことです。こうした場を利用しながら、それぞれにあった子育ての形を見つけていただければと思っています。

インタビューの様子
インタビューの様子

さまざまなサポートで切れ目のない子育て支援を実現

――戸塚区にはさまざまな形態でのサポートがあるようですね。

こども家庭支援課:そうですね。子育てを考える方同士の連携というところでは、区内の子育てに関係する個人・団体が集まり、情報交換や課題について話しあう「戸塚区子育て連絡会」があり、より子育てのしやすい街になるよう活動しています。ほかにも、身近な公園遊びを応援する「公園あそび隊」もあります。

――区民に配布されるという「子育て応援日めくりカレンダー」など、戸塚区の特徴的な取り組みついて聞かせてください。

こども家庭支援課:まず「子育て応援日めくりカレンダー」についてですが、これは区民の方から募集した“子育て応援メッセージ”のなかから1ヶ月分となる31のメッセージを選び、虐待防止のシンボルキャラクター「キャッピー」の写真とともに、リラックスしてもらえるようなメッセージをまとめたものです。

虐待防止のシンボルキャラクター「キャッピー」
虐待防止のシンボルキャラクター「キャッピー」

それ以外では「戸塚区役所」内に設けられた、「子育て応援ルーム とことこ」も特徴のひとつだと思います。利用者が手続きをしている間、生後6ヶ月から就学前までのお子さんを預かる機能や、情報コンシェルジュによる情報提供の場としての機能もあります。また、駅周辺で利用できるベビーカーのレンタルも行っています。

子育て応援ルーム とことこ」(戸塚区役所3階)
子育て応援ルーム とことこ」(戸塚区役所3階)

――今後の取り組みについてはいかがでしょうか。

こども家庭支援課:妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援をより充実させていくことが目標です。特に最近は“妊娠期”をキーワードとして、出産後をイメージしてもらうための「両親教室」も開催しています。妊娠期の段階で、地域における子育て支援や相談窓口を知っていただくなどして、戸塚区の“子育て支援”を身近に感じてもらうことが大切だと考えています。

様々なイベントが企画されている(「子育て応援ルーム とことこ」内)
様々なイベントが企画されている(「子育て応援ルーム とことこ」内)

交通や買い物の利便性が高く、豊かな自然も美しい街

――最後になりますが、戸塚区の“いいところ”を聞かせてください。

こども家庭支援課:歴史があり、交通・買い物を含めて利便性の高い街でありながら、里山の風景が残る「舞岡公園」や果樹園があるなど自然も大変豊かです。「柏尾川」沿いは小さなお子さんを連れて散歩させるのにも適していますし、春の桜並木は区内を代表するようなとてもきれいな光景となります。また、区内には保育園が多いだけでなく、4大学のキャンパスもあり、子育ての延長線上にある“教育”についても充実していると思います。

こども家庭支援課 職員
こども家庭支援課 職員

戸塚区 こども家庭支援課

所在地:神奈川県横浜市戸塚区戸塚町16-17 戸塚区総合庁舎2階
電話番号:045-866-8466
URL:https://www.city.yokohama.lg.jp/totsuka/madoguchi-shisetsu/kuyakusho/gyomuannai/kodomokatei.html
※この情報は2022(令和4)年6月時点のものです。