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スペシャルインタビュー

子育てをスタートさせる人も多い横浜市西区の、シームレスな子育て支援について聞きました/横浜市西区福祉保健センター こども家庭支援課 大熊さん・瀬光さん

印象的なみなとみらい地区がある一方で、落ち着いた住宅街もひろがる横浜市西区。西区の「こども家庭支援課」では、その地区ごとの特性を踏まえた支援を心がけているという。今回は横浜市西区役所を訪問し、同課内の「こども家庭支援担当」の取り組み内容をはじめ、子育て環境についてお話を伺ってきた。

お話を伺った横浜市西区福祉保健センター こども家庭支援課長の大熊祐輔さんと、こども家庭支援担当係長の瀬光志帆さん
お話を伺った横浜市西区福祉保健センター こども家庭支援課長の大熊祐輔さんと、こども家庭支援担当係長の瀬光志帆さん

子どもの成長に合わせて親子への切れ目のない支援を行う横浜市西区「こども家庭支援担当」

——まずは、「西区 こども家庭支援課」における「こども家庭支援担当」の主な取り組みについてお聞かせください。

瀬光さん:妊娠・出産・子育てに関して、子どもとその保護者への総合的な支援を行っています。支援は妊娠期に始まり、母子手帳交付時の面談、その後の訪問などにより関わりをもたせていただき、乳幼児健診、産後の相談支援、さらに子どもの発育や発達の相談にも対応しています。また、ひとり親家庭への相談支援のほか、障害児福祉サービスや各種手当などの相談も行っています。

「こども家庭支援担当」には保健師や助産師、社会福祉職といった専門職の職員も在籍しており、産前・産後に心身の悩みを抱えている方や、子どもの発育・発達に関して悩みを抱えている方、子育て中で生活が大変という悩みを抱えている方などからのご相談を受け、サポートしています。妊娠期から学齢期までを対象に、それぞれの成長に応じた切れ目のない支援を心がけています。

子育て支援の今後について語る大熊課長と瀬光係長
子育て支援の今後について語る大熊課長と瀬光係長

——赤ちゃんのいる家庭への訪問や、これから赤ちゃんを迎える方に向けた教室も開かれているそうですね。

瀬光さん:訪問事業については、助産師や保健師等が赤ちゃんとその家族のもとを訪ね、産前産後の様子を伺ったり、赤ちゃんの体重増加や皮膚の状態を確認したりします。それ以外にも、地域にお住まいの訪問員が近隣の子育てサロンや赤ちゃん教室などの情報をお伝えに伺う「こんにちは赤ちゃん訪問」もあります。

これから親になる方向けの教室として「プレパパママクラス」も開催しています。これは第1子を迎えられる妊婦とそのパートナーが対象の教室で、助産師による産前産後のお話や沐浴体験などのメニューに加え、臨床心理士による講義も行っているのが西区ならではの特徴です。西区は共働き世帯が多く、最近では育児休業を取るお父さんも増えてきています。夫婦二人で力を合わせて子育てをしていくために、夫婦のコミュニケーションを含め、より良い関係性を構築する一助になれば、と考えています。さらに、お父さんが対象の「西区パパクラス~プレパパとほやほやパパの会~」は、講義だけでなく、これから出産を控える「プレパパ」と子育てを始めたばかりの「先輩パパ」とが交流する機会となっており、どの回も盛り上がっています。

今回お伺いした横浜市西区役所、「西区パパクラス~プレパパとほやほやパパの会~」もここで開催される
今回お伺いした横浜市西区役所、「西区パパクラス~プレパパとほやほやパパの会~」もここで開催される

——そのようなクラスに参加された方や、訪問を受けた方の声にはどういったものがありますか?

瀬光さん:アンケートでは9割以上の方に“参加してよかった”とのお声をいただいています。特に、パパクラスでは、「普段、父親同士が話をする機会はあまりなく、いろいろな方とコミュニケーションがとれてよかった」という感想もいただきました。また、訪問を受けた方からは、“初めての子育てで不安が多かったのですが、体重測定や発達の確認をしてもらい、丁寧に話を聞いてもらえて安心しました。”などのお声をいただいています。

大熊さん:西区は、第1子を迎える世帯が多く、その割合は横浜市18区のなかでも上位に入ります。初めての子育てに不安を感じている方も多いと思いますので、多面的で細やかな支援を通じて、不安の解消に努めたいと考えています。

戸部・伊勢町エリア周辺は子育て支援施設や子育てサロンも充実

——西区は子育てサロンや支援拠点など子育て世帯のための施設が充実している印象があります。

瀬光さん:西区には地域の方々が主体となって開催されている子育てサロンや「親子ふれあい会」があるのですが、戸部エリアでは、参加者に好評な「とべとべサロン」(公式サイト)があります。趣向を凝らしたイベントが企画され、開催日を毎回楽しみにしている方も多いようです。

「とべとべサロン」が開催されている「戸部コミュニティハウス」
「とべとべサロン」が開催されている「戸部コミュニティハウス」

瀬光さん:また、ぜひご紹介したいのが、地域子育て支援拠点「スマイル・ポート」(公式サイト)です。この施設は、日中の親子の居場所(ひろば)や、さまざまな子育ての相談に対応する窓口に加え、子育て情報の発信なども行っている、まさに西区で子育てをしている皆さんを支援している「拠点」です。各種イベントが充実しているほか、区内の保育園・幼稚園の情報を写真付きで紹介するコーナーも好評です。開館時間は火曜日から土曜日の9:30~15:30となっており、子育て中の親子に気軽にご利用いただけます。

横浜市西区地域子育て支援拠点「スマイル・ポート」
横浜市西区地域子育て支援拠点「スマイル・ポート」

——子育て支援について、今後より力を入れていこうと考えていることはありますか?

瀬光さん:地域活動が盛んな地区という特性を活かしながら、子育て支援にかかわっている地域の方々、子育てサロン、医療機関、福祉施設などといった、関係者間の連携をより深めていきたいと考えています。

大熊さん:西区は交通の便がよいこともあり、生後すぐに子どもを保育園に預け、仕事をしながら子育てされる世帯も多いです。西区で子育てされている方々が、地域とつながり、地域の中で孤立することなく、温かいまなざしで見守られながら安心して子育てできる街にしていけたらと思います。

ここで育てたい・育ててよかったと思われる街を目指す横浜市西区

——西区、特に戸部エリアの子育て環境をはじめ、地域の魅力、また子育て世帯におすすめのスポットを教えてください。

瀬光さん:やはり「とべとべサロン」の存在感は大きいと思います。季節ごとのイベントは大盛りあがりで、スタッフの方の想いが伝わってくるアットホームな子育てサロンです。

また、「掃部山公園」や「御所山公園」といった豊かな植栽と、湾岸エリアの眺望を楽しめる公園もあります。おすすめは毎年8月に「掃部山公園」で開催される「西区虫の音を聞く会」です。これは地域の方が大切に受け継いできた行事で、通りに沿って公園を万灯やぼんぼりで灯し、幻想的な雰囲気のなか、琴や尺八などの調べとともに虫の音を楽しむ情趣に富んだ行事です。

掃部山(かもんやま)公園
掃部山(かもんやま)公園

瀬光さん:「神奈川県立図書館」や「横浜能楽堂」といった文化施設とともに、昔ながらの雰囲気をのこす商店街があるのも魅力に思います。徒歩圏内のみなとみらい地区にも、「スマイル・ポート」のほか、博物館、美術館をはじめ見どころがたくさんあり、子どもの年齢に応じて楽しく過ごせる施設が充実しています。

——最後になりますが、戸部エリア、もしくは西区に住むことを検討されている方に向けて、一言お願いできますか?

瀬光さん:地域の行事も盛んで、地域への愛着を持った方が多く住んでいる街です。地域の皆さんが、子どもたちを地域全体で育てていこうという想いで、子育て支援に取り組んでくださっています。私たちも地域の皆さんと連携し、西区がこれからも子育てがしやすく、住みやすいと思っていただける街づくりに努めていきますので、ぜひ注目していただければと思います。

大熊さん:温かい方がとても多いという印象も含め、魅力に富んだ街だと感じます。西区は、子育てをスタートさせる方が多い区ですので、より多くの方に子育てしやすい街と思っていただけるように、私たちも最適な立ち位置で伴走していけたらと考えています。西区にお住まいのお子さんとそのご家族が、「にこやか・しあわせ」に暮らせるよう、今後も取り組みを進めていきます。

子育てをスタートさせる街のシームレスな子育て支援「横浜市西区福祉保健センター こども家庭支援課」インタビュー
子育てをスタートさせる街のシームレスな子育て支援「横浜市西区福祉保健センター こども家庭支援課」インタビュー

横浜市西区福祉保健センター こども家庭支援課

課長 大熊祐輔さん、こども家庭支援担当係長 瀬光志帆さん
所在地:神奈川県横浜市西区中央一丁目5番10号 西区役所2階
電話番号:045-320-8468
URL:https://www.city.yokohama.lg.jp/nishi/
※この情報は2025(令和7)年12月時点のものです。

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