地域がアートでつながるコミュニティ施設

にこぷら新地

多目的スペースで開催された、スペイン語翻訳者を招いてのトークイベント
多目的スペースで開催された、スペイン語翻訳者を招いてのトークイベント

東急田園都市線「二子新地」駅から徒歩3分の高架下にある「にこぷら新地」。東急のまちづくりの取り組みをきっかけに、2014(平成26)年7月にオープンしたコミュニティ施設である。運営管理は特定非営利活動法人DTO8(ディーティーエイト)が行っている。同施設のコンセプトは『二子新地のアート×コミュニティスペース』。同エリアは太陽の塔などで有名な岡本太郎氏の出生の地であること、そして東急グループは文化事業に力をいれていることなどアートと関わりが深い。そこからアートに特化したコミュニティ施設にすることが決まったのだという。

高架下にある施設外観
高架下にある施設外観

絵画教室をはじめ音楽やダンスなど、幅広いアートに関するワークショップやサークル活動、各種団体の会議、イベントスペース教室などが開かれている。子供向けのプログラミング教室やバレエ教室、大人向けのエアロビクスや生花教室、親子で参加できるフラダンスなど世代を問わないのもポイントだ。

クラフト作品などの出展イベントの様子
クラフト作品などの出展イベントの様子

施設は会議やワークショップなどに利用できる「多目的スペース」が2つ、アート作品の創作活動やDIY向けの「ワークスペース」が用意されている。会議やセミナー、ワークショップ、勉強会、DIY、バザー、ヨガ、作品展示、朝市、アートフリマなど様々な利用がされているという。イベントに参加するのも良いが、企画する側になってみるのも良いだろう。

コミュニケーション・スペースにある「にこぷら本棚」では本を借りることができる
コミュニケーション・スペースにある「にこぷら本棚」では本を借りることができる

6人掛けのテーブルが備えられた「コミュニケーション・スペース」はちょっとした打ち合わせや相談、情報交換などに利用することができる。予約制ではなく、利用者の譲り合いで使われている。「受付事務スペース」は「にこぷら新地」の受付と事務をおこなうスペースだが、シェアオフィスのようなイメージで、NPOや市民活動団体、ソーシャルビジネス事業者などにデスクと棚を貸し出す「市民活動ブース」としても使われている。

にこぷら新地
所在地:神奈川県川崎市高津区二子2-6-47 
電話番号:044-712-5440
開館日:不定期
開館時間:9:30~20:30※貸出スペースの予約がない時間帯は、基本閉館
休館日:第2・4日曜日、年末年始
http://dt08.org/nicopla/

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