新百合ヶ丘を知る

大型商業施設の利便性を享受しつつ、落ち着いた住環境が広がる新百合ヶ丘

川崎市麻生区は川崎市の北西に位置し、主に都心で働く人たちのベッドタウンとして発展してきました。中でも人々の注目を集め続けているのが「新百合ヶ丘」駅。小田急線沿いに広がる緑豊かで閑静な住宅地でありながら、駅前のバラエティ豊かな商業施設も気軽に利用できる距離感が魅力の街です。

「新百合ヶ丘」駅前の「新百合丘オーパ」
「新百合ヶ丘」駅前の「新百合丘オーパ」

住民の目線に立った街づくり

その整備された美しい街並みから、全国的にも評価が高い新百合ヶ丘。かつては雑木林が広がる丘陵地だったこのエリアの開発が始まったのは1970年頃のこと。1974(昭和49)年6月には、当時東京都などにより開発が進められていた多摩ニュータウンへのアクセス路線として小田急線の新線(多摩線)が開通すると同時に、その分岐駅となる新駅「新百合ヶ丘」駅が、「百合ヶ丘」駅と「柿生」駅の間に建設されました。その3年後の1977(昭和52)年より、駅周辺の大規模な土地区画整理事業がスタート。1983(昭和58)年にはこの「新百合ヶ丘」駅周辺地区が川崎市の新都心として位置づけられ、商業・行政の拠点を含む複合的な都市づくりが進められました。

「新百合ヶ丘」駅
「新百合ヶ丘」駅

新百合ヶ丘の特徴は、地元と行政が一体となって開発を進めたという点にあります。農業と都市との共生をめざした「農住都市構想」に基づき、地元住民の意見や要望を反映させながら開発に取り組んできたことが、現在の新百合ヶ丘の美しい街並み、住み心地の良さにつながっているといえます。

芸術のまち・しんゆり

川崎市は1991(平成3)年に、新百合ヶ丘を芸術文化振興の拠点とする「芸術のまち構想」を発表しました。その後、2007(平成19)年には「新百合ヶ丘」駅から徒歩約3分の地に「川崎市アートセンター」がオープン。ガラス張りのエントランスが印象的な洗練された建物で、小劇場、映像館をはじめ工房、映像編集室、録音室などさまざまな芸術活動に対応しています。

「川崎市アートセンター」
「川崎市アートセンター」

これと前後して、アートなイベントも多数開催されるようになりました。そのひとつが1995(平成7)年に始まった「KAWASAKIしんゆり映画祭」。ボランティア主体で毎年開催されている市民参加型の映画祭で、秋の本祭のほか、夏には野外上映会も開催されています。さらに2009(平成21)年からは年に一度の総合芸術祭「アルテリッカしんゆり(川崎・しんゆり芸術祭)」もスタートしました。音楽、オペラ、バレエ、演劇・ミュージカル、古典芸能などトップアーティストのパフォーマンスを堪能できる絶好の機会であり、その一環として開催される「アート市inアルテリッカ」も毎年大好評です。ほかにも、2018(平成30)年6月から「新百合ヶ丘」駅南口で定期開催されている大規模マルシェ「しんゆりフェスティバル・マルシェ」や、冬のイルミネーション「kirara@アートしんゆり」など、新百合ヶ丘ならではのイベントが次々と生まれ、定着してきています。

「しんゆりフェスティバル・マルシェ」の過去開催時の様子
「しんゆりフェスティバル・マルシェ」の過去開催時の様子

なお、2020(令和2)年度は新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から一部イベントが開催を見送っています。次年度の開催についてなど、詳しくは各イベントの公式ホームページにてご確認ください。

生活利便性の高さが魅力

「新百合ヶ丘」駅は小田急線の主要駅で、一部の特急ロマンスカーを除いてすべての電車が停車します。東京メトロ千代田線直通の電車もあり、表参道・日比谷・大手町などへも乗り換えなしでアクセスできます。新宿から約20km、小田急線の快速急行で約23分というアクセスの良さはもちろん、駅周辺のにぎやかさも特筆すべき特徴です。また、小田急線沿線では輸送力の強化、混雑率の緩和を目指して複々線化事業が進められ、2018(平成30)年3月には「東北沢」駅~「和泉多摩川」間の工事が完了しました。それに伴い大規模なダイヤ改正も実施され、小田急線沿線はさらに利便性を高めています。また、横浜市営地下鉄ブルーラインの「あざみ野」駅~「新百合ヶ丘」駅間における延伸計画も決定しており、2030(令和12)年の開業に向けて事業が開始されています。

駅前には「イオンスタイル新百合ヶ丘」、「新百合丘オーパ」、「新百合ヶ丘エルミロード」などの商業施設が建ち並び、日常的なお買い物からちょっと特別なお買い物まで幅広く対応しています。

「新百合ヶ丘エルミロード」
「新百合ヶ丘エルミロード」

さらに駅周辺には「麻生区役所」や図書館などの公共施設や金融機関なども揃っており、住んでみるとその便利さをますます実感することでしょう。区役所は駅北口から徒歩約2分の好立地で、住民票や印鑑証明など何か手続きが必要なときでも通勤や買い物の前後にさくっと立ち寄れてとても便利。平日多忙な人のために、第2・第4土曜日の午前中にも一部の窓口が開設されています。

子育て世代にやさしい街

生活利便施設が集約された「新百合ヶ丘」駅から少し離れると、のどかな自然の風景と閑静な住宅街が広がっています。「万福寺さとやま公園」、「万福寺桧山公園」、「万福寺おやしろ公園」など自然が残る公園も点在。春の桜や夏の昆虫採集など、子どもたちが四季を肌で感じながら、太陽の下で体を動かしてのびのびと遊ぶことができる環境が整っています。アートイベントなどを親子で一緒に楽しめるのも「芸術のまち・しんゆり」ならでは。麻生区全体でも子育て支援に力を入れており、新百合ヶ丘が子育て世代に人気が高いのもうなずけます。

「万福寺おやしろ公園」
「万福寺おやしろ公園」

バラエティ豊かな施設が揃い、生活に必要なものは遠出せずともほとんど身近で手に入る新百合ヶ丘。穏やかな街並みの中、芸術や文化にふれる機会も多く設けられており、“新百合ヶ丘”ならではの暮らしを満喫できます。