新丸子こども文化センター 永岡館長 インタビュー

年間44,000人以上が利用する「新丸子こども文化センター」。地域の子育てをサポートする、施設の取り組みとは。

「新丸子こども文化センター」は、東急東横線「新丸子」駅から徒歩2分。駅から近く、買い物帰りの利用にも便利な場所にあり、市内で5番目に利用者が多いという。乳幼児専用の部屋があり、放課後の時間帯も小さな子どもを安心して遊ばせられるのも魅力だ。今回はそんな地域の子育てをサポートしている「新丸子こども文化センター」の館長である永岡さんに、同施設の事業内容や新丸子エリアの魅力についてお話を伺った。

駅近で乳幼児専用ルームもあり

外観
外観

――「新丸子こども文化センター」の活動概要と役割を教えてください。

永岡さん:いわゆる全国的にいう児童館ですね。0才~18才未満の児童を対象とした“遊びの拠点”として設置されています。館内には集会室、図書室、遊戯室、学習室、乳幼児専用の部屋「まるまるルーム」があります。子どもとその保護者の他、プレママやプレパパ、市民団体もご利用いただけます。

受付
受付

――利用方法について教えてください。

永岡さん:来館時に受付にて氏名と連絡先を記入するだけでご利用いただけます。市民活動団体は事前に登録していただき、サークル活動などで部屋を使う場合はその都度、事前予約をしていただいています。

乳幼児専用の「まるまるルーム」
乳幼児専用の「まるまるルーム」

――1日の利用者数や利用状況を教えてください。

永岡さん:昨年度の利用者数は44,000人強。換算すると一日平均125人となります。駅から近く、買い物ついでなどに立ち寄りやすいのだと思います。他の館に比べると、乳幼児親子の利用が多いですね。乳幼児専用の「まるまるるーむ」には小・中学生や高校生は入れないので、放課後の時間帯も安心してご利用いただいています。

料理、運動、アートなど多彩なイベントを用意

図書室
図書室

――乳幼児向けの子育て支援事業には、どんなものがありますか?

永岡さん:当館で毎月開いているのは「ちびっこサロン」です。季節の工作などを楽しんでいます。お父さんも参加しやすいようにと名付けた「まるるんパパ」は、隔月で実施。内容はグライダー作り、うどん作り、ベビーマッサージなどさまざまです。ネーミングに工夫したせいか、たくさんのお父さんに参加いただいていますね。小さくなった洋服や使わなくなったおもちゃの交換会「ちびっこバザール」も人気が高く、年に4回実施しています。

地域子育て支援センター「しんまるこ」
地域子育て支援センター「しんまるこ」

――育児関連の講座など、保護者向けの取り組みもあるのでしょうか?

永岡さん:そうですね。保護者の友達づくりの場としての役割も大きいと考えていますので、気軽に立ち寄っておしゃべりを楽しんだり、情報交換をしたりして育児ストレスを解消してもらえればと思います。月・水・金曜日の9時半~12時半は、「まるまるるーむ」で地域子育て支援センター「しんまるこ」が開かれています。対象は未就学児とその保護者。初めて利用されるときにだけ登録が必要です。ここでも、絵本の読み聞かせや手遊び、保護者向けにアンガーマネジメントの講座が開かれたりしています。

川崎市で親しまれているアフリカ発祥の遊び「マンカラ」
川崎市で親しまれているアフリカ発祥の遊び「マンカラ」

――児童向けの事業には、どんなものがありますか?

永岡さん:児童向けには、料理を楽しむ「MARUCOキッチン」、運動系のイベント「MARUCOスタジアム」、アート関連の「アトリエMARUCO」など、さまざまなものがあります。こども文化センターの利用は、放課後一度家に帰ってからが原則ですが、小学生向けの無料サービス「ASCL(あすくる)」を利用すれば、学校から直接来ることもできるようになります。

レトロとモダンが共存する新丸子

子どもたちと職員が一緒に地域を巡って作った防犯マップ
子どもたちと職員が一緒に地域を巡って作った防犯マップ

――新丸子という街を活かした取り組みはありますか?

永岡さん:地元の方にお願いして、かつて宿場町だった頃の面影が残るスポットを巡る「ぶらりんMARUCO」という催しを企画しているところです。これは、歴史ある新丸子ならではのものだと思います。また、多摩川が近いので、通常の防災講座だけでなく、水害への注意喚起を促すイベントも行っています。

ボール遊びや映画鑑賞を楽しめる集会室
ボール遊びや映画鑑賞を楽しめる集会室

――周辺小学校の「わくわくプラザ」についても教えてください。

永岡さん:「わくわくプラザ」は、川崎市内すべての公立小学校内にある放課後の遊び場です。申し込んでいただければ誰でも利用できます。当館の管轄は「上丸子小学校」「西丸子小学校」「小杉小学校」「今井小学校」の4つです。現在、それぞれの「わくわくプラザ」を利用する子どもたち同士の交流を図るイベントなども考えています。

子どもたちが植えた入口の花壇
子どもたちが植えた入口の花壇

――子育て環境としての、新丸子エリアの魅力を教えてください。

永岡さん:古さと新しさの両方が、バランスよく共存しているところでしょうか。宿場町の面影を残すレトロな通りや建物、活気あふれる昔ながらの商店街、近代的なビルやおしゃれなカフェなど、さまざまな顔をもつ街だと思います。「武蔵小杉」駅もすぐなので通勤や買い物も便利。「等々力緑地」も近く、子どもを連れて散歩に行ける場所にも困りません。

廊下
廊下

――これから周辺地域にお住まいになられるご家族に、一言メッセージをお願いいたします!

永岡さん:当館の館長として日々感じるのは、地域の方々が子どもを大切にしていて、子ども向けのいろんな行事に協力的だということです。当館の運営協議会を構成する各町会や子ども会の方々、民生児童委員一人一人が熱心で、組織がしっかりとしているので、地域全体で子育てができる基盤が整っていると思います。また、昨年11月に開かれた「こども文化センターまつり(こどもまつり)」には1,300人もの人が来場しました。今年度も11月10日(日)に開催予定です。ぜひご来場ください!

新丸子こども文化センター
新丸子こども文化センター

新丸子こども文化センター

館長 永岡ひとみさん
所在地:神奈川県川崎市中原区新丸子町691-7
電話番号:044-711-0368
URL:http://www3.kawasaki-shiminkatsudo.or.jp/seishonen/shisetsu/3/12/
※この情報は2019(令和元)年6月時点のものです。