約1,000メートル続く商店街

サウザンロード相模台商店街

小田急線「小田急相模原」駅の北口から独立行政法人「国立病院機構相模原病院」へ至るまで商店が切れ間なく並ぶ「サウザンロード相模台商店街」。「親栄商店会」、「中央商店会」、「商栄商店会」３つの商店会が連なっており、その名の通り約1,000メートルの長さがある。休日はもちろん、平日であっても人通りは多く活気に満ちていて、このエリアに暮らす人々の生活の基盤となっているのがわかる。

同商店街の歴史は古く、明治時代にまで遡る。当時は広大な荒地と雑木林であった。1935（昭和10）年頃までは、わずか14軒の民家しかなかったという。座間に陸軍士官学校(今の米軍座間キャンプ)ができたころから様々な施設が作られ、徐々に変化し始める。現在の「相模原病院」の前身である「臨時東京第３陸軍病院」から「小田急相模原」駅に続く1キロメートルの道が現在のサウザンロードの原型となった。

商店街の歩道は綺麗に舗装されていて歩きやすい。飲食店は喫茶店、カフェ、そば屋に定食、ラーメン屋など多彩なグルメが楽しめる。こだわりの料理を提供する居酒屋も点在しており、仕事の疲れを癒す場としてお世話になることも多くなりそう。

食品販売は精肉、青果、和菓子、洋菓子、ベーカリーなど日常には欠かせない店舗がそろう。たい焼きなどのハンドフードを購入して商店街を散策するのもいいだろう。その他にも、ファッションや暮らしを彩るスポーツジムやクリニック、リサイクルショップに学習塾、教会にペットサロンなど生活に必要なものは「なんでもある」といっても過言ではないだろう。ただ、商店街は一方通行の車道もあり、車の通りも多いので、歩行の際には注意したい。