相模原市南区の中心地、「相模大野」駅の利便性を享受できる大野南地区

自然も豊かな神奈川県3番目の政令指定都市

相模原市は神奈川県北部に位置し、相模原台地から丹沢山地など山岳部まで幅広い地形を持つ。近年は津久井町、相模湖町、藤野町、城山町を合併し、市域が拡大。2010（平成22）年には神奈川県で3番目の政令指定都市に移行し、南区、中央区、緑区の3区が設けられた。現在は約72万人の人口を有し、これは神奈川県第3位となる。

「相模大野」駅や「橋本」駅周辺などに大規模ショッピング施設が集まるほか、小田急小田原線など6本の鉄道が通り、交通アクセスの利便性も高い。高速道路も圏央道と中央自動車道が通過し、3か所のICがある。「橋本」駅付近には中央リニア新幹線の「（仮称）神奈川県」駅の建設が進められており、将来のさらなる発展も期待できる。

一方で、「神奈川県立相模原公園」など大規模公園が多く、山岳部では雄大な自然を満喫できる。こうした環境から住宅地としても注目が集まっている。

相模原市民の定住意向は7割超

相模原市が行った『令和4年度　市政に関する世論調査』によると、「これからも相模原市に住みたいですか」という質問に対して、70.8％が「住みたいと思う」と答えた。2022（令和4）年度に「住みたいと思う」と回答した人の割合は2019（令和元）年度に比べ1.5ポイント増加している。

また、「相模原市に愛着や親しみを感じていますか」という質問に対しては、74.4％が「感じている」または「やや感じている」と答えた。相模原市に愛着や親しみを感じるところを尋ねたところ、「自然環境（山、森、川、緑地など）」が最も多く、次いで「閑静な生活環境」が多かった。

この結果から、相模原市民は緑が多く閑静な住環境を評価し、愛着を感じていると考えられる。

保護者の交流を楽しめる場も豊富

相模原市は子育てファミリーも暮らしやすい。市内各地に設けられた「こどもセンター」では、子どもが安心して遊べ、保護者の交流の場ともなる「子育て広場」や「ふれあい親子サロン」を実施。「相模原麻溝公園」では子どもが自分の責任で自由に遊べる出張プレーパークも行われている。

「出産・子育て応援ギフト」や「児童手当」などの子育て支援も他の自治体と同様に実施しているほか、0歳から中学3年生までの子どもには小児医療費助成もある。

生活利便と緑が共存する南区

2020（令和2）年3月に発表された『相模原市都市マスタープラン』では「潤いと活力に満ち 笑顔と希望があふれるまち さがみはら」を将来像とし、基本目標として「活力と交流が新たな価値や魅力を創造するまち」「人と自然が共生するまち」「安全で安心な暮らしやすいまち」「多様な主体との連携・協働により持続的に発展するまち」の4項目を挙げた。

さらに、市内の3区それぞれに地域別の取り組みを示している。南区は相模原市の南部に広がり、面積は市全体の1割強だが、人口は4割弱を占める。「相模大野」駅周辺や国道16号沿いにショッピング施設が集まる一方、「相模原麻溝公園」や「相模大野中央公園」といった大規模公園が広がり、相模川沿いを中心に農地が残るなど緑も豊かだ。「相模大野」駅周辺や「小田急相模原」駅周辺では再開発など都市インフラ整備も進められてきた。

南区では「湧きおこる７つの風 響きあう南区～愛着と誇りを持って、区民が躍動するまちを目指して～」を目指す姿とし、安全・安心の街づくり、都市機能の充実、環境の保全、コミュニティの維持などを進めるとしている。

「南区役所」や大規模ショッピング施設が集まる南区の拠点、大野南地区

南区ではさらに7地区に分け、街づくりを進めている。大野南地区は「南区役所」がある南区の拠点だ。「相模大野」駅前には「相模大野ステーションスクエア」や「ボーノ相模大野」など大規模ショッピング施設が集まる。「相模大野」駅は小田急小田原線と小田急江ノ島線が分岐する要衝で、「新宿」駅など東京都心方面に直結。下り電車に乗れば「箱根湯本」駅や「片瀬江ノ島」駅などリゾート地へのアクセスも良い。

「相模女子大学グリーンホール（相模原市文化会館）」や「相模原市立相模大野図書館」と文化施設も身近だ。「相模大野中央公園」には芝生広場や噴水、豊富な遊具がそろい、幅広い年齢層に憩いの場として親しまれている。

買い物、交通アクセス、文化、自然と快適に暮らせる要素が集まる大野南地区。ここは相模原市でも有数の暮らしやすい街と言えるだろう。

相模原市南区の中心地、「相模大野」駅の利便性を享受できる大野南地区
所在地：神奈川県相模原市南区