スペシャルインタビュー

街と自然のバランスがちょうどよくて心地いい。都心暮らしから一転、小田原で家族三人暮らしを満喫する横山遼さん

お話を伺った横山遼さん
お話を伺った横山遼さん

神奈川県小田原市にお住まいの横山遼さんは、フリーランスで活動する人事・経営支援コンサルタント。WEBマーケターとして活躍する妻と娘とともに2020年の秋に小田原移住を決めました。現地を訪れ、現在の暮らしや移住、小田原の魅力についてお話を伺いました。

街と自然のバランスの良さに惹かれて移住を決意

――小田原に移住されたきっかけを教えてください。

横山さん:もともと妻と都内で暮らしていたんですが、僕が独立してフリーランスになって、妻もコロナ禍で完全リモートになって。このまま都心に住み続けて高い家賃を払い続けるのもね、という話になり地方移住を考えました。
小田原を選んだ直接のきっかけになったのは、2020(令和2)年8月に参加した小田原市主催の2泊3日の体験移住イベントです。初日に市の担当者が車で市内をぐるっと案内してくれて、「すげえなここ」って一発で気に入っちゃって。
自分は自然よりも都会が好きで、海にも何の思い入れもなかったんですけど、海岸に来てみたらすごく静かで綺麗で、波の音を聞いていると心がすごく穏やかになっていくのがわかって。小田原は山も川も海もあって街の規模もちょうどよくて。

横山さんと娘さん
横山さんと娘さん

横山さん:なにより出会った人がすごくいい人ばかりで、すごく歓迎してくれた感があって。昔は小田原も古い城下町特有の排他的な風潮もあったそうですが、今は親しみやすくて皆さんよくしてくれて。それが3日間で相当感じられたので、「もうここに決めよう」と家族で話して、その足で不動産屋に挨拶に行きました。
それまで移住先候補に上がったのは、千葉とか群馬…熱海で温泉三昧なんて考えたりしたんですが、あまり現実的じゃなかった。あとは3歳の娘の今後の教育面も考えて小田原に決めました。

拠点として最高の小田原。近場を楽しむ生活

――移住されてからは、平日や休日はどのように過ごされているのでしょうか?

横山さん:普段は家のすぐ近く、小田原城がある本町エリアだけで過ごすことも多いです。今は娘中心の生活なので、家から徒歩圏の近場で遊べて、そのバリエーションが多いことが魅力ですね。
お城も近いし公園、空き地や草むらみたいな場所もあるので、娘を連れて行くところに悩まなくなりました。そこで娘は雑草や虫を見つけてはしゃいでます。土の匂いを嗅ぐと和みますよね。娘がとんぼを追いかけたりしているのを見ると、東京暮らしではおそらくこのシーンはなかっただろうな、と思います。

公園のような広い原っぱも点在
公園のような広い原っぱも点在

横山さん:先日、仕事も落ち着いてきたので、前から練っていた休日プランを実行してみたんです。金曜日に夫婦共に休みを取って、子供を保育園に預けて一日近場で楽しむ。
まず朝は、早川漁港に行って港の食堂で朝食。干物を買って、箱根湯本までバスで15分。箱根の山を少し散歩して、日帰り温泉に立ち寄って。平日だとほとんど貸し切りで、交通費込みで2000円以内で収まりました。
掛け流しの素晴らしい露天風呂の中で「これがやりたかったんだ!今まで何をやってたんだ俺は!」って叫びましたね(笑)。こういう贅沢が気軽にできるのが小田原のすごいところだと思います。

小田原の魅力を語る横山さん
小田原の魅力を語る横山さん

――小田原の暮らしやすさや、気に入っているポイントはどんなところですか?

横山さん:自然が近いこと、あと温暖で気候がいいことですね。ようやく四季全部を経験したんですが、夏がすごく気持ちいいんですよね。都内と同じ温度でも、湿気のムワッとしたのがほとんどなかった。妻は昔カリフォルニアにいたことがあって「そこの気候と同じ!」と言ってすごく気に入ってます。

まちで時折見かける遊び心あふれる「御幸の浜」への案内看板
まちで時折見かける遊び心あふれる「御幸の浜」への案内看板

横山さん:子供の教育でいうと、三の丸小学校というユニークで元気な学校があって。公立校なんですが、校舎もお城の形で内容もおもしろい教育をしている。移住前に妻が調べていてこの小学校に通える地域に住みたい、という動機もありました。移住するなら、娘が今3歳だからその小学校に上がったら、そこから基本6年間はずっといたほうがいい。すると10年間くらいは住む覚悟が必要ですから。彼女はそういうリサーチが得意で、よく調べてくれたと思います。

あとは、小田原は新幹線駅があるのも強いですよね。新幹線に乗っちゃえば品川まで26分だから、都内への通勤も快適です。とはいえ、東京にはよほどのことがない限り行かなくなりました。

駅前に2020(令和2)年開業した半公共的複合商業施設「ミナカ小田原」
駅前に2020(令和2)年開業した半公共的複合商業施設「ミナカ小田原」

安くて美味しい生活!

――東京で暮らしていた頃とは、やはり生活は変わりましたか?

横山さん:お金の使い方は変わりました。コロナ禍で外食が減ったというのもありますが、特に住居費と食費が減りましたね。うちはかなり外食する家なんですが、小田原は外食も安いんですよ。料理も好きで、中華が得意だったんだけど、近所に中華料理屋もあってめちゃくちゃ安くて美味いから、作る回数が減っちゃった(笑)。
小田原は、箱根にある一流ホテルや別荘地でシェフだった人が独立してお店出すことも多いらしく、クオリティ高いものが家庭料理価格で出してたりするからたまらないですね。
外食も安い上に、スーパーでも野菜や魚、肉も安い。特に魚は漁港が近いから、種類も豊富で、都内と比べるとびっくりするくらいの値段です。伊勢エビなどの高級食材やいい海鮮もすぐに手に入るから、それを買って浜に行ってBBQするのが最高です。

あとは、地方だと車が必須と言われたりしますが、2人ともペーパードライバーで自家用車は持っていません。車があればもう少し視野が広がるとは思いますが、今のところは困っていませんね。

地域の人びととの関わり

――小田原のお気に入りのスポットや風景を教えてください。

横山さん:うちは夫婦ともお酒をすごく飲むので、箱根屋という酒屋さんにほぼ毎日行ってます。お酒だけじゃなくて野菜とかも売ってるんです。箱根屋でビール買って御幸の浜の海辺で飲む!これが定番ですね。

1913(大正2)年創業の老舗酒屋「箱根屋」
1913(大正2)年創業の老舗酒屋「箱根屋」

海を見ながらぐびりと1杯
海を見ながらぐびりと1杯

横山さん:あとは御幸の浜に近い龍宮堂というジェラート屋さんにもよく行ってますね。フレーバーも小田原のいちごや地元の素材を使った全部手作りで、一家揃って大好きなお店です。

小田原いちごとラムレーズン どちらも手作りフレーバーで濃厚な味
小田原いちごとラムレーズン どちらも手作りフレーバーで濃厚な味

――住宅街の中にも魅力的なお店が点在していて、すぐにお気に入りの場所が見つけられそうですね。街の方との関わりはいかがでしょうか?

横山さん:今は、地元の店の方との交流がメインです。東京時代は飲み屋で知り合いを作るのが定番だったんですが、今はやりにくいですから。 ただ、箱根屋さんも龍宮堂のオーナーれなさんも顔が広いし何か困ったら彼らに聞けばわかるし、そうした地元地域と絡んでる人たちと仲良くしてるから不安はないですね。

箱根屋のおかみさんと横山さん
箱根屋のおかみさんと横山さん

横山さん:あとは、この(取材を受けている)「おだわらイノベーションラボ」を僕もよく利用していて、同じくよく利用している人とかとは会ったときに仕事の話をしたりします。ここはコワーキングスペースなんですが、小田原市民で起業したり事業主登録している人は無料で使えるので、すごく便利でうれしい施設です。

「小田原イノベーションラボ」はミナカ小田原2階にある施設
「小田原イノベーションラボ」はミナカ小田原2階にある施設

夢が膨らむ街、小田原

――今後、小田原での暮らしでチャレンジしてみたいこと、将来の展望などあれば教えてください。

横山さん:以前、銀座で間借りのスナックをしていたことがあるので、それを小田原でもやりたいなと考えています。実はもう空き物件もチェックしていて。ビルを借りて、2階と3階をコワーキングスペースにして、1階は路面でスナック・バーみたいな場所をつくりたいんですよね。営業時間は遅くまでやらない。「夜は寝ろ」みたいな健全な店をやってみたい。
具体的には手をつけてない部分もありますが、今後はもっと小田原のまちのためになるようなことに関わりたいなと思っています。

――最後に、これから小田原に住むことを検討されている方にひと言お願いいたします!

横山さん:小田原は街と田舎のバランスがほどよいので、その具合が合う人ならどんな人でもおすすめできますし、自然が好きな人は本当に合うと思います。なにせもともと自然が嫌いな俺でも好きになるくらいですから(笑)。僕が移住してきたときも、全然物件が見つからなかったくらい人気の街です。少しでも気になる人は、ぜひ足を運んでみてください。

お話を伺った人

横山遼さん

横山遼さん

居住地 :神奈川県小田原市
※この情報は2021(令和3)年10月時点のものです。

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