徹底的に素材にこだわったパンづくり

ミルメルシー

2014（平成26）年4月にオープンした「ミルメルシー」は、天然酵母を使ったこだわりのパンを販売している。アットホームな雰囲気と、店主の人柄とがあいまって、今では地域の人気店として知られる。店名の「ミルメルシー」は“千の感謝”という意味のフランス語。より多くの人に満足してもらえるパンづくりを日々心がけている。

酵母は、小麦粉・米・麹を材料とする「あこ酵母」を使用。小麦粉については、商品の特性に合わせて内麦と外麦を使い分け、塩はシママース、砂糖は種子島産粗製糖、油脂は太白ごま油、バター、オリーブオイルのなかから選択して使用している。トランス脂肪酸を含むマーガリン、ショートニングは一切使わない。

最も人気があるのは、パイナップル、豆など10種類以上のスパイスでつくった自家製キーマカレーを包んだ「カレーパン」。それ以外では、地元の老舗製餡所の最上級餡（十勝舞姫）を使用する「あんぱん」、ベーグル、クロワッサンもおすすめだ。いずれ、丁寧に発酵させたことで生地の旨味が増している。毎日でも食べたくなるパンを焼いてくれる「ミルメルシー」。“感謝”の気持ちを伝えたい者は多いだろう。