土曜日や夏休みも開館!毎日多くの児童が利用する「富士見台小学校わくわくプラザ」
川崎市には、公立小学校に併設されている「わくわくプラザ」という施設があり、子どもたちの放課後の居場所として機能している。
今回は「川崎市立富士見台小学校」内にある「富士見台小学校わくわくプラザ」におじゃまして、同施設で働くゆかりさんとみゆかさんに活動内容や地域の魅力について伺った。

ドッジボールが大好きで、折り紙や工作に夢中の子どもたち
――まずは「富士見台小学校わくわくプラザ」の概要についてお聞かせください。
ゆかりさん:基本的な利用対象児童は「川崎市立富士見台小学校」に通われている子どもですが、富士見台小学校が通学区域であれば、私立の小学校や特別支援学校に通学されている子どもも利用できます。平日は午後6時まで、土曜日は午前8時半~午後6時まで開いていて、工作や読書を楽しんだり、体育館や校庭で体を動かしたり、それぞれ好きな遊びを楽しんでいます。
平日は午後5時~5時半、土曜日と夏休みなどの長期休暇中は朝9時~9時半を学習の時間にあてていて、学校の宿題をやる子もいれば、ご家庭で買ったドリルを持ってくる子もいます。長期休暇中の昼食は利用者にご用意いただくことになっていて、保護者の方が作ったお弁当を持参する子が多いです。

――利用方法についてお聞かせください。
ゆかりさん:定期的利用と自由利用の2種類があり、どちらもわくわくプラザにある申し込み用紙に必要事項を記入して提出していただくことで利用が可能になります。利用料は基本的に無料ですが、万一に備えて年額800円程度の保険への加入をお願いしています。希望される方には、有料ですがおやつをご用意します。
利用にあたっては登録が必要です。内容をきちんと確認するため、利用する当日ではなく、事前に来て登録していただくようお願いしています。子どもたちは毎回利用時に「参加カード」を提出し、受け取ってから帰ります。カードには希望帰宅時間、おやつの有無、誰が迎えに来るかなどを保護者が記入する仕様になっています。例えば通信欄には「○○お借りしました。お返しします。」「○時に迎えに行きます。」といったことが書かれ、連絡帳代わりに利用していただいています。

――他地域でもわくわくプラザを運営されておりますが、その中でも「富士見台小学校わくわくプラザ」にはどのような特徴がありますか。
みゆかさん:おもちゃが用意された「遊びの部屋」、工作を楽しめる「工作の部屋」、本やボードゲームや将棋などがそろった「本の部屋」と3部屋あるのが特徴です。子どもたちが気分や目的に合わせて過ごす部屋を選べますし、お弁当の時間に食物アレルギーのある子とない子を別々の部屋にしたり、おやつの時間もおやつを食べる子と食べない子で部屋を分けたりと、リスク管理の面でも重宝しています。

ゆかりさん:今は学校でドッジボールが流行っていて、「川崎市立富士見台小学校」の子どもたちは晴れている日でもドッジボールコートのある体育館で遊んでいます。そういったこともあり、今度第1回ドッジボール大会を開催することにしたのですが、すでに参加希望者は40人を超えています。
また、工作や折り紙が得意な職員がいることもあって、ハンドメイド作品の制作が好きな子も多いですね。折り紙を使って立体的なアート作品を作ったり、何十枚分もつなぎ合わせた大作を作ったり……空き箱で箱庭を作って、折り紙で折ったいろんな恐竜を配置して楽しんでいる子もいます。
時間調整にも使えて便利な、大人の目がある安全な場所
――「川崎市立富士見台小学校」の子どもたちが多いと思いますが、実際の利用状況はいかがでしょうか。
ゆかりさん:登録自体は在校生の半数程度の登録がありますが、登録した児童全てが毎日わくわくプラザを利用するわけではないため、利用児童数は日によって異なります。ここを経由して民間の学童クラブに行く子、近くのスイミングクラブに行く子もいます。家に帰ってから出かけると間に合わなかったり、中途半端な待ち時間ができたりする場合の時間調整ですね。大人の目がある安全なところで過ごし、時間に合わせて出発できる点が利用しやすいポイントなのかもしれません。

――「川崎市立富士見台小学校」は帰国子女も多く受け入れられていますが、そういった子どもたちに向けた取組はありますでしょうか。
ゆかりさん:帰国子女の子はご家庭と学校では英語で会話されている場合が多く、日本語だと微妙なニュアンスを伝えるのが難しいこともあります。ですので、英語版のマンガを置いたり、塗り絵など話さずともできるものを楽しんでもらったりなど、工夫しています。
――特に人気の高いイベントはありますか?
みゆかさん:子どもたちには1月の大型かるた大会が人気です。かるたには子どもたちが好きなキャラクターの絵が描かれていて、一枚一枚全て絵柄が違います。体育館いっぱいに広げられた職員手作りのかるたを、歩きまわって必死に探すのが楽しいようです。

ゆかりさん:イベントではありませんが、保護者の方には工作が好評ですね。お迎えのときに保護者の方に見せる子が多いのですが、可愛らしいリースやポップアップ式のクリスマスカードなどは特に喜んでいただけました。あと、夏休みに作った組紐を気に入って今も髪に編み込んできている子がいるのですが、保護者の方にも好評でした。組紐工作には若干算数の要素もあって、「この数よりも1個少ない数のところに通すんだよ」と教えてもらいながら、みんな頭を使いながら作っていましたね。

――午後6時までのお迎えが難しい家庭に向けた、「子育て支援・わくわくプラザ事業」について教えてください。
みゆかさん:月額2,500円で、平日の午後6~7時まで児童の居場所を確保しています。60名以上が登録されていて、一日の利用者は10名前後。「参加カード」など利用方法はわくわくプラザと同じです。利用している子の保護者は多くが共働きで、「安心して仕事ができて助かります」と言っていただいています。「鍵を持たせて家で待たせるのが心配なので」と登録された方もいらっしゃいますね。
落ち着いた住宅街で、公園や買い物施設が多い宮前平エリア
――地域の方々や「川崎市立富士見台小学校」との連携事業があれば、教えてください。
ゆかりさん:月に1回、地域の読み聞かせボランティアの方が来てくださっています。講話から始まり、絵本を2冊ほど読んで紙芝居を行うのがいつもの流れです。その中にも手遊びなどを混ぜ、子どもたちが飽きないように工夫していただいています。方言などを交えた講話の語り口調が新鮮なようで、子どもたちはいつも興味津々で聞いていますね。紙芝居は保育園や幼稚園で聞いたことのあるストーリーが多く、懐かしいみたいです。
――エリアの魅力やおすすめスポット、子育てに適している点などを教えてください。
みゆかさん:落ち着いた住宅街で、すぐそこにある「宮前平公園」や、「宮前平こども文化センター」の下にある「宮崎第四公園」など、広場も遊具もある緑豊かな公園がたくさんある点が大きな魅力だと思います。また、気軽に使えるスーパーやファミリーレストランなどが充実しているので、暮らしやすいですね。
みゆかさん:「宮前平」駅近くにはドラッグストアもいくつかあります。尻手黒川道路沿いにも多くあって、好みで選べるのではないでしょうか。「宮崎台」駅の近くにもスーパーがあり、この辺の保育園や幼稚園がよく遠足で行く「電車とバスの博物館」もあります。
ゆかりさん:一番のおすすめスポットは、「宮崎第四公園」近くの「宮前平こども文化センター」。土日祝日もやっているので、子どもたちはよく行っています。屋内なので天候に左右されず、集会室でバドミントンやボール遊びをしたり、一輪車に乗ったりできます。それに、幅広い年齢層の子どもたちが利用するのでおもちゃも豊富。ルービックキューブひとつとってもたくさんの種類が置いてあります。

――最後にこれからこのエリアに住みたいと考えている方々へ、一言お願いいたします。
ゆかりさん:生活はしやすいと思います。お店も公園もいっぱいありますし、家族で暮らすには本当に良いところではないかと思います。

富士見台小学校わくわくプラザ
株式会社明日葉 ゆかりさん、みゆかさん
所在地:神奈川県川崎市宮前区宮前平2-18-3
電話番号:044-888-0044
利用時間:月曜日~金曜日:放課後~午後6時 土曜日:午前8時30分~午後6時 土曜日以外の学校休業日:午前8時~午後6時
休館日:日曜日、祝日および年末年始(12月29日~1月3日)URL:https://kawasaki-city.ashita-ba.co.jp/wakuwaku-plaza/hujimidai-wk/
※この情報は2024(令和6)年12月時点のものです。
※入退室管理システム利用開始に伴い紙の参加カードは廃止となります。