相鉄新横浜線開通で注目される旭区内、生活利便だけでなく豊かな緑も併せ持つ希望ヶ丘エリア
横浜市の副都心として発展を遂げた旭区
横浜市の北西に位置する旭区には、相鉄本線と相鉄いずみ野線が分かれる「二俣川」駅や国道16号保土ヶ谷バイパスと厚木街道が交わる「本村」ICがあり、横浜市の交通の要衝となっている。
2019(令和元)年の相鉄新横浜線開業により、相鉄本線や相鉄いずみ野線から東急新横浜線を経由して東急目黒線や東急東横線への直通運転が始まった。横浜市内だけでなく東京都心にもダイレクトアクセス可能な交通アクセスに恵まれた街として注目されている。
旭区は1969(昭和44)年に保土ケ谷区から分区して誕生した。 当時の人口は14万人弱だったが、「鶴ヶ峰」駅や「二俣川」駅周辺が横浜市の副都心に位置付けられるなど大きく発展。現在の人口は24万人以上と横浜市内で6番目に多い。旭区内には「神奈川県警察運転免許センター」があり、自動車免許を持つ神奈川県民にもよく知られた街だ。
恵まれた買い物環境と豊富な自然を併せ持つ希望ヶ丘エリア
希望ヶ丘エリアは旭区の南西部、相鉄本線「希望ケ丘」駅周辺に広がる。第二次世界大戦後に相鉄を中心に質の高い住宅地開発が行われ、現在は暮らしやすい街に成長した。今も「希望ケ丘」駅前には生活利便施設が集まり、それを取り巻くように閑静な住宅街が広がる。「希望ケ丘」という駅名は、戦後の混乱から明るい未来を目指すことを目指して名付けられたという。
「希望ケ丘」駅の北口には「ロピア 希望が丘店」、南口には「そうてつローゼン 希望が丘店」や「ライフ 希望が丘店」とスーパーマーケットがそろう。さらに「ジョイナステラス二俣川」や「アルコット二俣川」などの大規模ショッピング施設が集まる「二俣川」駅には1駅と近く、徒歩や自転車でもアクセスできる距離にあり、買い物環境もよい。
近隣には「希望が丘水の森公園」や「希望が丘ふれあいの森公園」といった豊かな緑に恵まれた公園も充実する。少し足をのばせば、木々の間に茅葺の建物や明治時代のものとされる長屋門が残る「長屋門公園」が広がり、気軽に自然や歴史を感じられる。
横浜市では希望ヶ丘エリアを生活拠点と位置付け、歩行空間改善や住環境維持を進める方針だ。「希望ケ丘」駅の改札口増設や南口駅前広場再編も検討するとしており、今後の利便性向上も期待できる。
「横浜」駅だけでなく東京都心にもダイレクトアクセス
希望ヶ丘エリアの玄関口となる「希望ケ丘」駅には相鉄本線の各駅停車のほか快速や通勤急行も停車する。平日日中でも1時間に7~8本の電車が停車し、待ち時間も短くて済む。
快速に乗れば「横浜」駅まで16分ほどで到着。JR埼京線、東急目黒線経由で都営地下鉄三田線や東京メトロ南北線、東急東横線から東京メトロ副都心線へ直通する電車もあり、「渋谷」駅や「新宿」駅、「池袋」駅、「大手町」駅など東京都心各方面へダイレクトアクセスできる。
小さな子どもを持つファミリーも安心の街
希望ヶ丘エリアは子育てファミリーにも暮らしやすいと評判だ。その理由の一つが「横浜市旭区地域子育て支援拠点『ひなたぼっこ』」の存在だろう。「二俣川」駅の北側、試験場通り沿いに立つこの施設には、おえかきコーナーやおままごとコーナー、あかちゃんひろばなどがあり、小さな子どもを安心して遊ばせられる。「ベビーマッサージ」や「ぷれパパ・ぷれママ講座」などイベントも多く、子育て相談に対応しているのもうれしい。
「希望ケ丘」駅南口から歩いて5分の「横浜市希望が丘地区センター」にも小さな子どもが遊べるプレイルームや児童書などがそろう図書コーナーがあり、親子で参加できる野菜の収穫体験などのイベントも開催されている。
「神奈川県立希望ケ丘高等学校」周辺に教育施設が集結
「希望ケ丘」駅南口から南へ延びる道は希望ヶ丘高校通りと名付けられている。その名称は相鉄が寄付した用地を利用して、1951(昭和26)年に「神奈川県立希望ケ丘高等学校」が誕生したことに由来する。ここは神奈川県初の県立中学校である「神奈川県尋常中学校」をルーツとする伝統校で、著名人も多数輩出した。現在も学力向上進学重点校およびエントリー校やスーパーサイエンスハイスクールに指定されており、進学校として知られる。
「神奈川県立希望ケ丘高等学校」周辺には「横浜市立希望ケ丘小学校」や「横浜市立南希望が丘中学校」が集まり、同一エリアで進学できるのもうれしい。「めぐみ幼児園」や「八ッ橋幼稚園」など幼児教育の選択肢も豊富だ。
恵まれた生活利便だけでなく、自然や歴史スポットも身近で、子育て環境も良好、教育施設も充実する希望ヶ丘エリア。ここはファミリーには理想的な住まいの場といえるだろう。
相鉄新横浜線開通で注目される旭区内、生活利便だけでなく豊かな緑も併せ持つ希望ヶ丘エリア
所在地:神奈川県横浜市旭区