緑豊かで充実した子育て支援を行う神奈川区、生活利便も高い片倉町エリアを知る

便利な暮らしと閑静なたたずまいが両立する神奈川区

横浜市の北東部に位置する神奈川区は、東側は東京湾に面し、区の中央から西側には緑豊かな丘陵が広がる。その間は平野となっており、多彩な地形を持つことが特徴の1つだ。区内からはターミナル「横浜」駅や東海道新幹線が乗り入れる「新横浜」駅も近く、交通アクセスの利便性に恵まれている。

東京都心へも30分～40分圏内という地の利もあり、古くから住宅地として注目を集めてきた。現在も神奈川区の人口は約25万人と、横浜市内の18区中5番目に多い。近年は「横浜」駅周辺や「東神奈川」駅周辺の再開発が進み、神奈川区では子育て世代や若年層の流入が増加傾向にあるという。

神奈川区民の定住意向は上昇を継続

神奈川区は区民の満足度が高いことも特徴だ。『令和５年度 神奈川区区民意識調査 調査結果報告書』によると、神奈川区への居住意向を尋ねた質問に対して、「住み続けたい」または「たぶん住み続ける」と答えた人は82.3％に上った。この値は2012（平成24）年度の調査以降、増加している。また、横浜市全域を対象にした『令和５年度横浜市民意識調査』の結果は72.8％に比べ、神奈川区は約10ポイントも高い。

神奈川区のよさを聞いた質問では、「交通・通勤などの便利さ」「周辺の静けさ」「花や緑の豊かさ」といった回答が多かった。実際、神奈川区は緑被率が約20％で、公園も約150か所と多い。この結果から、緑豊かで穏やかな環境が評価され、定住意向につながっているとも考えられる。

きめ細かな子育て支援でファミリーも安心

神奈川区は子育てファミリーも暮らしやすい環境だ。横浜市では認可保育園の整備を進めるとともに、横浜市が独自に設けた基準を満たす認可外保育施設を「横浜保育室」として認定している。これらの取り組みにより、2025（令和7）年度の保育所等待機児童数はゼロを達成した。

さらに、子育て支援の拠点として、「東神奈川」駅前の「神奈川区地域子育て支援拠点かなーちえ」のほか、「かなーちえサテライト」を2か所に設置。子どもの遊び場を提供するほか、子育て相談などに対応している。神奈川区内の保育施設の一部は「あかちゃんの駅」として授乳やおむつ替えなどに利用できるほか、初めての子どもを出産予定の区民を対象にした「母親／両親教室」も開催する。

神奈川区では区内の情報交換ができる地域SNSアプリ「ピアッザ」が運用されている。また、暮らしの気づきを街づくりに生かすための講座「神奈川区地域づくり大学校」が開かれるなど、住民同士のネットワークづくりにも盛んだ。

ショッピング施設やクリニック、公園がそろう片倉町エリア

片倉町エリアは神奈川区の中央からやや北側、横浜市営地下鉄ブルーラインの「片倉町」駅周辺に広がる。

「片倉町」駅から横浜市営地下鉄ブルーライン利用で「横浜」駅へ約7分、「新横浜」駅へ約4分と主要ターミナルへのアクセスに恵まれる。周辺には横浜上麻生道路など幹線道路も通り、自動車での移動もしやすい。

「片倉町」駅周辺にはスーパーマーケット「ユーコープ 片倉店」をはじめ、ドラッグストアやコンビニエンスストアがそろい、買い物も便利だ。エリア付近は農地が多く、「ＪＡ横浜「ハマッ子」直売所メルカートかながわ店」などで新鮮な野菜が手に入るのもうれしい。さらに「片倉町」駅前のメディカルモールには眼科や皮膚科などのクリニックが集まる。

近隣には「片倉北公園」や「岸根公園」など公園も充実。「片倉北公園」は地域の祭りの会場にもなっている。「岸根公園」には広い原っぱや篠原池があり、身近で水と緑に親しめる。

緑豊かな住環境を保全する街づくりを推進

『横浜市都市計画マスタープラン神奈川区プラン「神奈川区まちづくりプラン」』では区内を「臨海部」「内陸部」「丘陵部」の3地域に分け、街づくりの方針を示した。片倉町エリアを含む「内陸部」は住宅系土地利用の比率が高く、落ち着いた街並みが広がると分析。住環境の保全・向上を目指すとした。

とくに「片倉町」駅周辺ではショッピング施設やサービス施設を誘導しつつ、農地や緑地の保全を進める方針だ。これにより、今後も快適な住環境が維持されると期待できる。

恵まれた生活利便を豊かな緑を併せ持つ片倉町エリア。ここは神奈川区内でも落ち着いた暮らしを実現できる街だろう。 

緑豊かで充実した子育て支援を行う神奈川区、生活利便も高い片倉町エリアを知る
所在地：神奈川県横浜市神奈川区