絆と笑顔が生まれるコミュニティハウス

本の貸し出しやイベントが人気!子どもが遊び、大人が憩う交流の場 「荏田西コミュニティハウス(絆ハウス)」

東急田園都市線「市が尾」駅または「江田」駅から徒歩10分。「荏田富士塚公園」内には、「絆ハウス」の愛称で親しまれる「荏田西コミュニティハウス」がある。今回は、同じく横浜市の施設である「青葉台コミュニティハウス 本の家」や「奈良地区センター」などの勤務を経て、当館・館長2年目を迎える鈴木裕子さんに、事業内容や利用者の様子、市が尾・荏田西エリアの魅力などお話を伺った。

「荏田西コミュニティハウス(絆ハウス)」外観
「荏田西コミュニティハウス(絆ハウス)」外観

個人利用は予約不要、ふらっと気軽に立ち寄れるコミュニティスポット

―まずは施設の概要をご紹介ください。

鈴木館長:当館は、赤ちゃんから年配の方まで、誰もが気軽に利用できる横浜市のコミュニティハウスです。地域の方々に望まれて2016(平成28)年1月にオープンして以降、『気軽にずっと なかまと集う 地域をつなぐ 笑顔のハウス』をコンセプトとして、地域の人と人をつなぎ、地域の情報を発信する役割を担っています。

荏田西コミュニティハウス「絆ハウス」鈴木館長(中央)とスタッフのみなさん
荏田西コミュニティハウス「絆ハウス」鈴木館長(中央)とスタッフのみなさん

個人利用できる「交流サロン」には授乳スペース、図書コーナー、コピー機(有料)があり、予約不要で気軽に使っていただいています。施設内には大小の「会議室」と「ミニキッチン」があり、団体の集まりや趣味の活動などに利用できます。また、施設の前庭も憩いの場として活用いただけます。気候のいい時季にはパラソルやテーブルを出して、親子連れやママ友グループが気軽におしゃべりやランチを楽しんでいますよ。

事前予約無しで利用できる「交流スペース」
事前予約無しで利用できる「交流スペース」

―「荏田富士塚公園」内にあることも特徴かと思いますが、その利点などもあれば教えてください。

鈴木館長:公園に来たついでに、ふらっと立ち寄っていただけることが利点ですね。公園なので、遊びに来た小学生などの子どもたち、赤ちゃん連れのお母さん、散歩や休憩に来た近隣のお年寄りなど、地域に住むいろんな方がいらっしゃいます。公園に来て初めて「あれ、この建物は何だろう」と、当館の存在を知っていただくことも多いようです。それと、緑に囲まれているのも公園内にある良さでしょう。夏は「避暑地みたいでいいわね」なんて言われることもありますよ。

天気が良い日は、前庭にテーブルを出して集うことも(施設提供画像)
天気が良い日は、前庭にテーブルを出して集うことも(施設提供画像)

―ご利用方法と、現在の地域の方々のご利用状況を教えてください。

鈴木館長:先ほど申し上げた通り、個人が利用できる「交流サロン」については予約不要で、入館時に受付で「利用者受付表」に記入すればOKです。名前と住所を確認できるものがあれば、「図書コーナー」の本も一人2冊まで、最長2週間借りられます。「会議室」と「ミニキッチン」を利用できるのは団体のみで、事前に団体登録が必要です。といっても大人数である必要はなく、高校生以上2名から団体とみなしています。利用したい日の2か月前から予約可能です。

「荏田西コミュニティハウス(絆ハウス)」内の様子
「荏田西コミュニティハウス(絆ハウス)」内の様子

鈴木館長:現在の利用者数は一日70人前後で、月の来館者数は2,000人ちょっとといったところでしょうか。平日の午前中と12~15時は主婦層、15~18時は小学生のダンスサークルの利用が多いです。鏡もあるので都合がいいのでしょう。ダンスは夜間利用でも目立ちますね。土日は、自治会関係の集まりで会議室は埋まることが多いです。また、楽器演奏の練習に使われることが多いのも当館の特徴です。防音設備はないのですが、周りに民家が少ないですし、広々とした部屋を無料で使える点でも使いやすいのでしょう。

乳幼児親子や小学生向けのイベントが充実

乳幼児親子向けのイベント「えだにしひろば」の様子(施設提供画像)
乳幼児親子向けのイベント「えだにしひろば」の様子(施設提供画像)

―さまざまなイベントはどのように企画・運営されているのでしょうか?

鈴木館長:運営はスタッフに手伝ってもらっていますが、「こどもクラフト」などの自主事業の内容はすべて館長の私が考案しています。年度末に、翌年度1年間の構想を練るんです。誰もが参加できるよう、できるだけお金をかけずに楽しんでもらえるよう心がけています。講師が必要なときは、青葉区の他のコミュニティハウスや地区センターや「青葉区区民活動支援センター」に紹介してもらったりしています。横のつながりを活かして、「藤が丘地区センター」や「荏田コミュニティハウス」など、近隣施設とのコラボイベントも行っています。

乳幼児親子向けのイベント「ママと子どもの広場」の様子(施設提供画像)
乳幼児親子向けのイベント「ママと子どもの広場」の様子(施設提供画像)

―人気イベントの内容についてもお聞きしたいです。

鈴木館長:嬉しいことにどのイベントも人気があり、コロナ禍の現在はイベント参加もすべて予約が必要なのですが、その予約の枠がすぐに埋まってしまう状況です。

子ども向けのイベントに関しますと、まず未就園児向けの「おはなしの森」は月に1度の定番イベントですごく人気があります。読み聞かせサークルの「おはなしやぴっころ」さんが来てくださり、絵本の読み聞かせや紙芝居、手遊び、わらべ歌などを行うもので、音を出して注意を引くなど飽きないよう工夫されていて、赤ちゃんたちも楽しんでいます。ほっこりする内容なので、お母さんたちのリラックスタイムにもなっているんですよ。また、乳幼児親子向けのイベントでは、保育士の資格を持った先輩ママが開く「ママとこどもの広場」も好評です。

小学生向けのイベント「こどもクラフト」の様子(施設提供画像)
小学生向けのイベント「こどもクラフト」の様子(施設提供画像)

「こどもクラフト」は、主に小学生向けの工作イベントです。これまで「母の日に贈る花束のカード」や「ビーズのストラップを作ろう!」などを実施してきました。先日は横浜市の「埋蔵文化財センター」に協力していただいて勾玉(まがたま)作りを行いました。幼稚園のお子さんから参加できる「親子クラフト」もありますよ。

小学生を対象とした「えだにし科学実験隊」は、「子ども夢基金」という国の助成金を受けた科学体験活動イベントで、地域の人が講師やサポートを務めてくださいます。夏休みを中心に、これまで「光と遊ぼう!偏光板の不思議!」「磁石と遊ぼう!」などを実施してきました。

小学生向けのイベント「えだにし科学実験隊」の様子
小学生向けのイベント「えだにし科学実験隊」の様子

―ご利用者の皆さまの反響はいかがですか?

鈴木館長:非常に喜ばれています。お母さん方からは、イベントをもっとたくさんやってほしいという要望を多くいただいています。先日開いたハロウィンのイベントで、黒マントやかぼちゃのバスケットの無料工作を行ったら、翌日のハロウィン当日にそれを着て出かけたら褒められたと、後日うれしそうに報告してくださった方もいらっしゃいました。

―イベント以外のご利用者の過ごされ方もご紹介ください。

鈴木館長:「図書コーナー」を利用する方が多いですね。おうちで過ごす時間が長くなったせいか、特にコロナ禍以降に読書をする人が増えた気がします。当館の「図書コーナー」には一般図書、絵本を含む児童書がそれぞれ約800冊近くそろっていて、月の貸し出し数も700冊前後と規模の割に多い方だと思います。図書館だと新刊や人気作は予約が集中するので、そういう意味では穴場だと思います。

一般図書から児童書まで充実している「図書コーナー」
一般図書から児童書まで充実している「図書コーナー」

マット敷きのスペースでは赤ちゃんとお母さんがおもちゃやおままごとをして遊んだりしています。コロナ禍で行き場が限られたとき、この場所があって本当に助かりましたという声をたくさんのお母さんからいただきました。テーブルがあるので、少人数の打ち合わせで使う方もいますし、午後は宿題をやりに来る小学生もいます。

地域活動も活発、子育て世帯が多く住む荏田西エリア

市が尾の街並み
市が尾の街並み

―地域の子育て環境や暮らしやすさはいかがでしょうか? 鈴木さんが思うエリアの魅力を教えてください。

鈴木館長:公園など緑が多く、子育てに良い環境だと思います。実際、青葉区の中でもこの辺りは若い人が多く、子育て世帯がたくさんお住まいです。当館でも、一般書より児童書の貸し出しの方が多いんですよ。

当館以外にも、「市ヶ尾」駅と当館の間には「青葉区地域子育て支援拠点ラフールサテライト」、「江田」駅の北側には「荏田コミュニティハウス」のある「赤田東公園」があり、子ども連れで遊べる場所はたくさんあります。少し足をのばせばあざみ野エリアにも出られますし、「横浜市山内図書館」など大きな図書館を利用することもできますね。

「東急ストア 市が尾店」
「東急ストア 市が尾店」

買い物は、生活雑貨はホームセンター「ホームズ 荏田店」で大体の物はそろいますし、「市が尾」駅前の「東急ストア 市が尾店」は品ぞろえも良く、朝8時から深夜まで営業しているので便利です。「ユーコープ ハーモス荏田店」を利用される人も多いですし、車がある人は都筑の港北ニュータウンまで行くみたいですね。「木かげ茶屋」のような落ち着いたレストランでの食事もおすすめです。

「木かげ茶屋」
「木かげ茶屋」

―市が尾・荏田西エリアにこれから新しく住まれる方にメッセージをお願いします。

鈴木館長:新しい場所に住むと、最初は知らない土地で家に閉じこもりがちになってしまう人もいると思いますが、「青葉区区民活動支援センター」に相談すれば、いろいろな活動をしているグループを紹介してもらえます。

当館でも地域の情報を発信しているので、こうした情報を上手にキャッチして、この街で生活を楽しんでほしいですね。このエリアの若い人たちはイベントの参加率が高いですし、自治会活動などにも積極的に参加され、地域活動に熱心な印象があります。勇気を出して一歩踏み出せば、仲間を見つけられるはずです。もちろん「荏田西コミュニティハウス」でお友だちをつくるのもおすすめですよ!

荏田西コミュニティハウス「絆ハウス」
荏田西コミュニティハウス「絆ハウス」

荏田西コミュニティハウス(絆ハウス)

館長 鈴木裕子さん
所在地:横浜市青葉区荏田西1-4-2(荏田富士塚公園内)
電話番号:045-507-1213
開館時間:9:00~21:00(日曜日、祝日は17:00まで)
※小学生の利用は17:00・中学生の利用は18:00まで(保護者同伴時は開館時間内)

URL:http://yokohama-shisetsu.com/edanishi/
※この情報は2022(令和4)年12月時点のものです。