「藤沢」駅周辺の再開発の様子をレポートします!

「藤沢」駅は、JR東日本、小田急電鉄・江ノ島電鉄の3路線が乗り入れる接続駅で、駅周辺は湘南地域でも有数の繁華街となっています。2012(平成24)年3月に策定された「藤沢駅周辺地区再整備構想・基本計画」では、北口・南口のデッキ等の再整備が大規模に行われており、周辺地域への利便性の向上が見込まれています。また、2017(平成29)年12月には、駅北口から徒歩約5分の立地に「藤沢市役所」の新庁舎が完成するなど、駅周辺でも新たな変化が生まれています。更に、2023(令和5)年着工予定の「南北自由通路拡幅整備事業及び藤沢駅改良」により、南北自由通路の拡幅とともに同階で小田急江ノ島線とJR東海道本線の乗り換えができるようになるプロジェクトが進行中です。このようにエネルギッシュに進化を続ける「藤沢」駅周辺は、資産価値という点でも魅力的であり、その魅力はこれからますます大きくなっていくことでしょう。今回は、「藤沢」駅周辺の再開発情報をレポートします。

藤沢駅南北自由通路拡幅整備事業及び藤沢駅改良事業について

藤沢駅北口ペデストリアンデッキ完成イメージ
藤沢駅北口ペデストリアンデッキ完成イメージ

藤沢市は、藤沢駅周辺再整備事業の一環として同駅の南北自由通路を2倍程度に拡幅し、現在は上下階に分かれているJR東海道本線と小田急江ノ島線の改札口を通路に面した同じ階に並ぶように改良することでJR東日本と小田急電鉄と合意しました。2019年(令和元年)7月中にも費用負担などに関する基本協定が結ばれる予定です。

現在はJR東海道本線と小田急江ノ島線のホームが隣り合い、その上を全長約80メートルの南北通路がまたぐ形になっており、この南北通路がある二階にJR東海道本線、地上階に小田急江ノ島線の改札口があります。計画ではこの幅8~9メートル程度の南北通路を西側に向かって約16メートルまで広げ、小田急線の改札口を同じ階に新設することにより乗り換えが便利になるとともに、通路内の人の流れがスムーズになることが見込まれています。1日の乗降客約40万人(2017年(平成29))の規模を誇る藤沢駅において、通行客の動線が円滑になることは駅周辺の活性化にもつながると言えるでしょう。なお、現在の小田急江ノ島線の地上階改札口を残すかどうかは現在検討中だそうです。

現在のJR改札階(2階)
現在のJR改札階(2階)

基本協定案では、通路の拡幅は市、改札口の新設やエレベーターの設置など駅内の改良は両社が主体で進め、国の補助金交付も目指すとのこと。これまでの市の調査設計では、基本設計から完成まで10年、総事業費は310億円、うち市の負担は180億円程度と見込んでいます。協定締結後、2019年(令和元年)から2020年(令和2年)にかけて両社が基本設計に着手し、詳細設計を経て、2023年(5年)の着工を目指します。

 藤沢駅南北自由通路整備イメージ(引用:藤沢市HP)
藤沢駅南北自由通路整備イメージ(引用:藤沢市HP)

現在、リニューアル工事中のサンパール広場(藤沢駅北口ペデストリアンデッキ)は、2019年(令和元年)12月に完成する予定です。バリアフリーへの対応や利便性向上施設としてエレベーター・エスカレーターの設置や、にぎわいや交流、憩いを育む空間を設ける等、藤沢駅北口の新たな顔として、皆様に親しまれる場となることを目指しています。2019年(令和元年)はデッキ下の交通広場の再整備を進め、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会までの完成を予定しています。

藤沢駅南口駅前広場再整備の検討について

現在の藤沢駅南口駅前広場
現在の藤沢駅南口駅前広場

2017年(平成29年)から2つの検討組織が設置され、藤沢駅南口駅前広場の交通の円滑化、 利便性や快適性の向上、さらにはまちの活性化に向けた種々の検討が進められています。 今後、藤沢駅南口駅前広場の再整備に向けた基本計画の作成が進められます。

「藤沢」駅周辺の開発状況(現在の様子)

駅北口の歩行者デッキ(工事中の様子①)
駅北口の歩行者デッキ(工事中の様子①)

現在は1979(昭和54)年に整備された駅北口の歩行者デッキ「サンパール広場」のリニューアルが行われており、完成は2019(令和元)年12月の予定です。バリアフリー化などへの対応を行うとともに、賑わい、憩いの場として活用されるような空間づくりを目指しています。

駅北口の歩行者デッキ(工事中の様子②)
駅北口の歩行者デッキ(工事中の様子②)

さらに南口側でも歩行者デッキの整備、駅舎の南北自由通路の拡幅、地下道の再整備などの計画があります。

「藤沢」駅を中心に、周辺ではマンション開発も進む

藤沢市の人口は増加傾向にあり、昨年4月には家族層の転入増で43万人を突破。「藤沢」駅周辺では再開発が進んでおり、「セルアージュ藤沢エクシール」をはじめ、「藤沢プラザ本館」跡開発などマンション建設が相次いでいます。人口の増加に伴い、物件や商業施設の需要が見込まれ、さらなる開発が想定されます。

セルアージュ藤沢エクシール
セルアージュ藤沢エクシール

藤沢駅の新たな顔「ODAKYU 湘南 GATE」

「小田急百貨店 藤沢店」が大規模リニューアルし、2~7階に60もの専門店が出店する藤沢駅の新たな顔「ODAKYU 湘南 GATE」が誕生しました。地下1階食品売場、1階ブランドコスメ・婦人服飾雑貨の百貨店ゾーンは「小田急百貨店ふじさわ」に名称を変更して百貨店らしさを残し、従来の百貨店ノウハウと専門店が融合した近未来型の商業施設を目指します。

ODAKYU 湘南 GATE
ODAKYU 湘南 GATE

ファッション雑貨の専門店も充実
ファッション雑貨の専門店も充実

小田急電鉄 リテール戦略部によると、専門店は、湘南らしさを体現するテナントと内装を取り入れ、カフェ、フードホールなど食の充実を図ったそう。60代以上の既存顧客に加え、40~50代、若年層も獲得できるよう、駅直結の利便性と居心地の良さを追求したとのこと。今夏は「ODAKYU 湘南 GATE」6階に「藤沢市南市民図書館」と市民ギャラリーも移転しており、更なる来館者の増加が期待されます。

藤沢市南市民図書館と市民ギャラリー
藤沢市南市民図書館と市民ギャラリー

このように、今後も駅周辺の利便性向上に向けた大規模開発が進行する「藤沢」駅周辺。将来の資産価値という意味でも、注目のエリアといえそうです。