スペシャルレポート

駅前再開発により、いっそう暮らしやすく変貌する「戸塚」駅周辺をレポートします!

横浜市戸塚区の中心地「戸塚」駅周辺は、行政、文化、交通アクセスと、あらゆる分野を連結した新しいまちづくりが進められた街。2007(平成19)年~2012(平成24)年にかけて駅直結の商業施設がいくつも誕生し、生活利便性がぐんと向上。いま大きな注目を浴びているエリアです。今回は、駅前再開発により、いっそう暮らしやすく変貌を続ける「戸塚」駅周辺をレポートします。

「戸塚」駅周辺再開発によって誕生した「戸塚大踏切デッキ」
「戸塚」駅周辺再開発によって誕生した「戸塚大踏切デッキ」

「戸塚」駅周辺のまちづくりの基本となっているのは、2001(平成13)年に策定された「横浜市都市計画マスタープラン 戸塚区プラン」です。「戸塚」駅周辺については、この内容に沿って市街地の再開発や土地の区画整理、公共施設の整備などが進められ、これまでに駅前の商業施設の再開発やバスセンター、駐輪場などの整備、「開かずの踏み切り」で知られた大踏切の撤去とアンダーパスの開通など、さまざまな課題が解決されてきました。「横浜市都市計画マスタープラン 戸塚区プラン」では、「戸塚」駅周辺を交通・業務・商業・文化が集積する拠点ととらえ、都市基盤や商業施設などの機能強化に加え、混雑の緩和やバリアフリー化を行い、よりきめ細かなまちづくりを進めていこうという提案がなされています。

戸塚駅周辺まちづくり方針図 出典:横浜市戸塚区役所・都市整備局(横浜市都市計画マスタープラン戸塚区プラン 平成28 年12 月改定素案)より
戸塚駅周辺まちづくり方針図 出典:横浜市戸塚区役所・都市整備局(横浜市都市計画マスタープラン戸塚区プラン 平成28 年12 月改定素案)より

戸塚駅周辺の様子の変化 出典:横浜市戸塚区役所・都市整備局(横浜市都市計画マスタープラン戸塚区プラン 平成28 年12 月改定素案)より
戸塚駅周辺の様子の変化 出典:横浜市戸塚区役所・都市整備局(横浜市都市計画マスタープラン戸塚区プラン 平成28 年12 月改定素案)より


ここ10年ほどで、「戸塚」駅周辺は利便性がぐんと向上しました。とくに目を見張るのは商業施設の充実ぶりです。 2007(平成19)年には東口に大型商業施設「戸塚モディ」がオープン。続いて2010(平成22)年には、西口の目の前には駅前再開発の目玉とも言える「トツカーナモール」と「戸塚パルソ」が相次いで登場。「トツカーナモール」はかつてより西口で営業していた地元商店約110店舗が入る超大型ショッピングモールで、56の専門店からなる「東急プラザ」も併設されています。「戸塚パルソ」は、11棟の独立したビル群の集まりで、様々な専門店が入る個性的な町並みを作っています。

「戸塚」駅直結!

子育て施設やクリニックも入る「トツカーナモール」
子育て施設やクリニックも入る「トツカーナモール」

約40店舗からなる

専門店が軒を連ねる「戸塚駅パルソ」
専門店が軒を連ねる「戸塚駅パルソ」


開発により、道路や公共交通網にも大きな変化がありました。 西口の駅前開発に合わせて、2010(平成22)年に登場した駅直結の巨大なバス・タクシーのロータリー「戸塚西口バスセンター(第一交通広場)」、同じく2012(平成24)年に「さくらプラザ」1階に完成した「第二交通広場」のおかげで、駅前の混雑が解消。バスやタクシーで混み合った昔とは比べ物にならないほどスマートになっています。 また都市道路の整備も進められ、2015(平成27)年には「開かずの踏み切り」と言われ渋滞の元になっていた駅北側の「戸塚大踏切」を閉鎖。代わりにJRの線路をくぐる地下道「戸塚アンダーパス(都市計画道路柏尾戸塚線)」が開通し、歩行者のためには「戸塚大踏切デッキ」が設けられました。「戸塚大踏切デッキ」は自転車や車椅子での利用も考えて、すべての入り口にエレベーターを完備。使いやすく、安全な通路として人々に親しまれています。

2015(平成27)年開通

戸塚アンダーパス
戸塚アンダーパス

自転車でも楽々♪

戸塚大踏切デッキ
戸塚大踏切デッキ


現在は「戸塚」駅のそばの大規模開発や整備は一通り終了し、西口から徒歩3分ほどの「戸塚西口第3地区」で開発が進められています。このエリアはもともと商店街。「その魅力を最大限に活かしながら、より親しみと賑わいの持てるまちづくり」が、開発のコンセプトとなっており、旧バスセンター敷地および旧暫定駐輪場敷地に、新たな施設の建設が始まっています。どちらも低層部には商業施設が入居予定。周辺には保育所を整備するなど、若者や子育て世代に住みやすい町を目指しています。同時に「戸塚駅西口第3地区」周辺では、2004(平成16)年度より、周辺地域の骨格となる外周道路の整備が進められており、道路の幅を広げ、延長することで、国道1号と「戸塚」駅方面を結ぶ区画道路を整備しており、アクセス性の向上が期待できます。新たに整備された道路は歩道の幅も広く、ベビーカーや車椅子でも安全に通行できそうです。

2つのビルが建設中

戸塚駅西口第3地区図 出典:横浜市 都市整備局(戸塚駅西口第3地区における事業者公募に向けた「対話」説明会資料)より
戸塚駅西口第3地区図 出典:横浜市 都市整備局(戸塚駅西口第3地区における事業者公募に向けた「対話」説明会資料)より

戸塚西口第3地区に整備中の道路
戸塚西口第3地区に整備中の道路


「戸塚西口第3地区」の南、「戸塚」駅から徒歩10分ほどの場所には、かつては「横浜市戸塚区役所」がありました。2013(平成25)年に、「トツカーナモール」の隣に「区民文化センターさくらプラザ」が完成し、戸塚区総合庁舎もこちらに移転したことで、行政手続きがよりいっそう便利になりました。区役所のほかに、ホール、ギャラリーなども入っているので、コンサートや展覧会を通じて、文化に触れる機会も多くあります。

また、横浜市戸塚区役所跡地には、新たに多世代共生施設「ONE FOR ALL横浜」が2017(平成29)年4月にオープン予定。「ONE FOR ALL横浜」は、医療法人横浜柏堤会が運営する施設で、地域交流スペースの他に、「戸塚共立ひかり病児保育室」、「戸塚共立レディースクリニック」、「戸塚共立ゆかりの里」といった施設が入り、地域の人々にとって安心の医療・介護サービスを提供してくれる施設となる予定です。

文化施設も併設

「戸塚」駅西口そばで利用しやすい「横浜市戸塚区役所」
「戸塚」駅西口そばで利用しやすい「横浜市戸塚区役所」

2017(平成29)年4月にオープンの「ONE FOR ALL 横浜」
2017(平成29)年4月にオープンの「ONE FOR ALL 横浜」


また「戸塚」駅周辺では、区を南北に流れる柏尾川沿いの散歩道「柏尾川プロムナード」の整備が進められ、素敵な遊歩道が誕生しました。柏尾川は江戸時代から知られた桜の名所で、今も川沿いに700本の桜が並ぶ絶好のお花見ポイント。お花見やバーべキューの時期には多くの人で賑わうほか、日々の散歩やジョギングの場所として多くの区民に愛されています。市民参加型のイベントも行われており、「柏尾川魅力づくりフォーラム」では、多くの市民が柏尾川に親しめるよう、桜橋への鯉のぼり設置や、水辺の生き物探し、子どもたちと一緒になっての清掃など、様々な活動を行っています。毎年春に行われる「戸塚桜まつり」では、咲き誇る桜をバックに花見踊りや太鼓演奏などを楽しむことができます。

お散歩・レジャーに最適♪

約700本の桜並木が続く「柏尾川プロムナード」
約700本の桜並木が続く「柏尾川プロムナード」

夏にはこいのぼりも登場する
夏にはこいのぼりも登場する


都市交通の方針図(鉄軌道)出典:横浜市戸塚区役所・都市整備局(横浜市都市計画マスタープラン戸塚区プラン 平成28 年12 月改定素案)より
都市交通の方針図(鉄軌道)出典:横浜市戸塚区役所・都市整備局(横浜市都市計画マスタープラン戸塚区プラン 平成28 年12 月改定素案)より

「横浜市都市計画マスタープラン 戸塚区プラン 」によると、今後の都市交通の方針として、新規のバス路線の導入や「東戸塚」駅と「上大岡」駅などを結ぶ横浜環状鉄道の導入、高速横浜環状南線及び横浜湘南道路の整備を進めることなどが計画されています。実現すれば渋滞の緩和や、横浜市中心部へのアクセスの利便性向上が期待できそうです。 また、幅4m未満の狭い道路の拡幅整備や駅周辺のバリアフリー化、通学路などへの歩道の設置が挙げられているのも、見逃せない要素。既に大きな開発が終ったところも、必要に応じてより生活の質を上げるための改良が加えられていくようです。


再開発により、商業・交通・安全・文化と様々な面で暮らしやさがぐんと上がった「戸塚」駅周辺。今後、区全体の都市交通計画の進展に加え、バリアフリー化や通学路への歩道の設置など身近な改善策が実行されていくことで、より住みやすいまちになっていくことが期待できそうです。


発見ポイント!

駐輪場も点在する「戸塚」駅西口は自転車でのアクセスも良好
駐輪場も点在する「戸塚」駅西口は自転車でのアクセスも良好

  • (1)駅直結のショッピングモールで買い物は楽々!
  • (2)新しい道路は道幅も十分♪ 子ども連れでも安心して歩ける
  • (3)きれいな川沿いの散歩道「柏尾川プロムナード」や文化施設もすぐ!