藤沢市立村岡中学校:校長 若林豊先生インタビュー

笑顔が生みだす居心地の良い学校づくり

1980(昭和55)年の創立より36年目を迎える「藤沢市立村岡中学校」。新興住宅地がひろがる「藤沢」駅の北東に位置し、古くからこの地域に伝わる文化と新しい生活スタイルとが調和する魅力的なエリアにある「藤沢市立村岡中学校」は、「藤沢市立新林小学校」「藤沢市立村岡小学校」「藤沢市立大道小学校」「藤沢市立高谷小学校」の4校を学区域とする地域に根ざした中学校で、2015(平成27)年9月末現在約630名の子どもたちが在籍しています。今回は校長に着任して5年目を迎える若林豊先生に「藤沢市立村岡中学校」の特色と地域の魅力についてもお話を伺いました。

“四つの「顔」”が生みだす居心地の良い学校づくり

藤沢市立村岡中学校
藤沢市立村岡中学校

「藤沢市立村岡中学校」は1980(昭和55)年の創立より36年目を迎える学校で、2015年度は210名の新1年生を迎え約630名の子どもたちが在籍しています。

目指す学校像として『生徒のための三つの実現』『職員のための三つの実現』、そして『みんなのための三つの願い』をそれぞれ掲げています。なかでも『生徒のための三つの実現』では、「笑顔と感動の学校生活づくり」「創造と友情の学校文化づくり」「居心地のよい学校環境づくり」を目指すとともに、学校生活をより充実させるための“四つの「顔」”の呼びかけを続けています。

四つのいい「顔」
四つのいい「顔」

“四つの「顔」”とは「素直な顔」「笑顔の顔」「真剣な顔」「感動の顔」のことで、毎朝校門の前で私自身が子どもたちと笑顔であいさつを交わしたり、朝礼や集会など機会があるごとにその大切さを訴えてきたことで、生徒たちに定着してきているように感じます。

実は村岡中学校、通称“村中”の校章もよくよく見ると微笑んでいるように見えたため、私みずからがデザインして“笑顔”をモチーフにした団扇を制作したこともあるんです。

校長先生がデザインした笑顔の団扇
校長先生がデザインした笑顔の団扇

古くから学校を知る方や地域の方からは「子どもたちが落ち着いていて、良い雰囲気になりましたね」と評価をいただくこともあり、笑顔の連鎖が居心地の良い学校の雰囲気づくりに生かされていると思います。

地域ぐるみで取組む特色ある学校づくり

藤沢市が主催する緑の普及・啓発を目的とした取り組みのひとつとして「学校花壇コンクール」があり、市内の公立・私立の小・中学校およそ30校が参加しています。

おやじの会協力のもと造られた花壇"
おやじの会協力のもと造られた花壇"

本校では校内の美化を目的に生との緑化委員会と緑化ボランティアの皆さんに呼びかけて2013(平成25)年にスタートした取り組みですが、初年度は秀作、2年目には栄えある銀賞を受賞することができ、今年度も2年連続の銀賞という素晴らしい結果をおさめることができました。

今年度の立体的な花壇の制作も“おやじの会”の協力によるもので、ゴールデンウィーク中にもかかわらずのべ60名もの参加者が集まるほどの賑わいでした。

表彰記念
表彰記念

「藤沢市立村岡中学校」には、長年にわたり学校運営を支えてくださっている古くからの地元の方と、新興住宅地に引越して来た若い世代の方がバランス良く協力してくださっています。そのため、地域のボランティアや“おやじの会”の活動も幅広く、“ゆるく、長く”をモットーにさまざまな取組みにご協力をいただいています。

2015年度の特別事業として取り組んでいる“ビオトープ・プロジェクト”にもPTAの有志をはじめ“おやじの会”、緑化ボランティアの方々などにもご参加いただき、この秋いよいよ完成となりました。

ビオトープ
ビオトープ

ビオトープの造営を提案した背景としては、開発などにより失われてしまった学校周辺の自然環境を人工的ではあるにせよつくりたいという思いがありました。また、それを自然観察や理科の学習に活用できるようにしたり、子どもたちにとっての憩いの場にできたりするのではという考えもありました。

これは私の夢でもあったのですが、活動の盛んな科学部の協力も得ながら藤沢メダカが生息できる環境の整備を進めていく予定で、ゆくゆくはホタルの飼育をしたり地域の方々にも楽しんでいただける場にしたいとも考えています。

HPにもプロジェクトの概要や今後の計画についても触れておりますので、ぜひご覧いただければと思います。

保護者、地域の方もみんなで楽しむ文化祭

展示を見る地域の方々
展示を見る地域の方々

本校の文化祭も今年度で36回目を迎えますが、祭り囃子をはじめ囲碁、スポーツ吹き矢、手話、竹とんぼ作りなど地域で活動している6団体を含め部活動、委員会など計28団体もの展示・発表が行われました。

おやじの会による大凧揚げは文化祭の目玉のひとつですが、今年度はあいにくの雨により中止となってしまいました。

子どもたちの作品
子どもたちの作品

9時の開会から14時まで保護者の方や地域の方には子どもたちと同じく校舎内を自由にご見学いただけるよう準備をしているため、本校の取り組みや雰囲気を知っていただく良い機会として地域のみなさまにもぜひお越しいただければと思います。

校長の語る“夢”に共感してくれる地域の人の魅力

御霊神社
御霊神社

村岡という学校名は旧鎌倉郡村岡村の地名にちなんだもので、今では「城址公園」のある村岡東として地名が残るのみとなりました。今では新興住宅地が広がる地域としての印象が強いですが、宮前と川名にある「御霊神社(ごりょうじんじゃ)」などは地域の歴史を知る貴重な手がかりとして興味深く、個人的な趣味としても休日を利用して街歩きをしたりこの地域に関する研究をしています。

和太鼓演奏
和太鼓演奏

新興住宅地にあらたに引越してくる方が多い一方、歴史ある土地に古くから生活をしている方も多く、文化祭でも披露していた祭り囃子などは大切に受け継いでいきたいこの地域ならではの伝統です。

また校長に着任してから“笑顔”のある学校づくりをはじめ、「学校花壇コンクール」への参加や“ビオトープ・プロジェクト”の発足など、校長として思い描く“夢”を語り続けてきた結果、保護者をはじめ地域の方々も“夢”を同じくしてご協力いただけていることがありがたく、この地域ならではの人の魅力を感じています。

若林豊校長先生
若林豊校長先生

藤沢市立村岡中学校

校長 若林豊先生
神奈川県藤沢市弥勒寺2-1-27
TEL:0466-27-6421
※この情報は2015(平成27)年10月時点のものです。