宮崎こども文化センター 館長 川北さん インタビュー

多いときは1日に200人が利用する人気の「宮崎こども文化センター」

川崎市のこども文化センターは、地域児童の健全育成を目的とした施設だ。緑が多く閑静な住宅街の中にある「宮崎こども文化センター」では、季節の行事をはじめ、高齢者施設の訪問や地域の清掃など多彩な活動を行っている。今回は、同児童館に来て1年半ほどという川北館長に活動内容や宮崎台周辺の魅力について伺った。

アクセスの良さとバンド練習もできる音楽室が魅力

気軽に休憩できて飲食もOKの玄関ホール
気軽に休憩できて飲食もOKの玄関ホール

――「宮崎こどもセンター」の概要について教えてください。

川北さん:公設民営の児童館で、市の指定管理者として「公益財団法人かわさき市民活動センター」が運営しています。当施設は乳幼児親子の「幼児ルーム」、小中学生や高校生の居場所としての役割を担っています。「宮崎第1公園」の一角にあるので、子どもたちは公園と施設を行き来してうまく利用していますね。

2階の「図書室」
2階の「図書室」

――利用者にはどのような方がいらっしゃいますか。

川北さん:午前中は乳幼児を連れたお母さん方がメインで、絵手紙やヨガなどを楽しむサークルの利用もあります。午後になると学校が終わった小中学生が増えてきて、1日の利用者は100~200人くらいと多いですね。「宮崎台」駅から近いので、高津や鷺沼、横浜などから電車で来る人も珍しくありません。「最近引っ越してきたんです」という方も多くて、毎日1~2組は初めての方がいらっしゃいます。

幼児親子がくつろぐ2階の「幼児ルーム」
幼児親子がくつろぐ2階の「幼児ルーム」

――ずばり、人気の理由について教えてください。

川北さん:やはりアクセスの良さと、防音設備が整った音楽室だと思います。音楽室はしっかりと防音になっていて、ドラムやアンプ、マイクなどの機材がそろっています。事前に講習会を受講すれば無料で使えるので、毎日予約でいっぱいですよ。川崎市内にある約60のこども文化センターのうち、音楽室があるのはここを含めて3つだけなんです。大人も利用可能なので、趣味で楽器を演奏される方やプロの演奏家も利用されています。

2重扉でしっかり防音された2階の「音楽室」
2重扉でしっかり防音された2階の「音楽室」

地域の人との交流を子どもたちの安全・安心につなげる

――普段の活動内容を教えてください。

川北さん:火~木曜日の9:30~12:30には「地域子育て支援センターみやざき」のスタッフさんが「リトミック」や「シャボン玉作り」などを実施しています。小学生以上ではドッヂボールやボードゲームなどをみんなで楽しむ「みんなであそぼう」が定番ですね。友だち作りが苦手な子も仲間に入れるよう、職員がサポートしています。また、内容は毎回子どもたち自身が決めているというのも特徴ですね。小学生の男の子にはベイブレードが人気で、年3回程大会も開いています。

ベイブレード大会の様子
ベイブレード大会の様子

――「宮崎こども文化センター」で開催されているイベントや行事について教えてください。

川北さん:七夕やハロウィンといった季節行事をはじめ、青少年の家に宿泊し、火起こし体験やカレー作りなどを楽しむ「Hey!Say!CAMP」など、さまざまなイベントを行っています。かわさき市民活動センターが進めている「幼児と高校生のふれあい事業」の一環として、先日は高校生たちが小さな子どもたちに向けてアンパンマンを演奏してくれました。また、年に2~3回、NPO法人「グリーンバード」と一緒に地域清掃なども行っており、子どもたちが地域と繋がるきっかけになればと思っております。

幼児のために「アンパンマン」の曲を演奏する高校生
幼児のために「アンパンマン」の曲を演奏する高校生

――今後取り組みたい事業やイベントについて教えてください。

川北さん:現在も取り組んでいますが、今後はより異年齢交流や地域との関わりに力を入れていけたらと考えています。例えば、子どもたちによる高齢者施設「いこいの家」への訪問や、地域の人がたくさん参加される秋の「さんま祭り」などですね。川崎市が推進する包括ケアの観点からも地域での助け合いは重要ですし、何より地域に顔見知りの大人が増えることは子どもたちの安全・安心につながるのではないかと思っています。

年2回、幼児向けに実施している「お花を植えよう」
年2回、幼児向けに実施している「お花を植えよう」

子育てへの理解が深い街

――子どもたちとふれあう中で心がけていることを教えてください。

川北さん:一番は分けへだてなく接することですね。あとは、一人でぽつんとしている子がいたら放っておかないこと。子どもたちに声をかけて仲間に入れるようサポートしています。子ども同士でしっかりつながった後は、あまり口出しせず見守ることも大切にしています。

卓球やボール遊などの運動ができる1階の「集会室」
卓球やボール遊などの運動ができる1階の「集会室」

――ご自身が感じる宮崎台エリアの魅力はどんなところですか。

川北さん:一番の魅力はアクセスの便利さですね。田園都市線で少し行けば溝の口、その先には二子玉川や渋谷につながり、大型ショッピング施設がたくさんあります。また、自主保育をしている方や学習塾の数が多く、子育てに熱心な街だと感じています。そのためか、地域の方々も子育てに理解がある方が多い印象があります。例えば、音楽室の利用希望が大人と子どもでかぶってしまった場合、児童館なので子どもを優先させて頂きますが、みなさん「子どもたちが使うなら」と快く譲ってくださいます。これはこの地域の素晴らしいところだと思っています。

――最後に、これから宮崎台で新しく暮らしを始める方へ向けてメッセージをお願いします。

川北さん:「宮崎こども文化センター」には休館日がなく、お正月を除けばいつでも開いているので、ぜひ初めての方も気軽に立ち寄って頂ければと思います!

お話をうかがった川北館長
お話をうかがった川北館長

宮崎こども文化センター

館長 川北友さん
所在地:神奈川県川崎市宮前区宮崎1-7
電話番号:044-888-2755
URL:http://www3.kawasaki-shiminkatsudo.or.jp/seishonen/shisetsu/5/11/index.html
※この情報は2018(平成30)年10月時点のものです。