写真1 : 親と子のつどいの広場 ぴ …
「横浜市補助事業 親と子のつどいの広場 ぴよぴよ」は、「NPO法人ワーカーズ・コレクティブ パレット」が青葉区を子育てしやすい街にしようと、“あったらいいな”の声を聞いて形にしたもののひとつ。0歳児から未就学児の親子が、いつでも利用できる“ひろば”だ。
広場があるのはマンションの一部屋。とてもアットホームな感じで、まるで友人宅のリビングや実家に訪れたかのよう。ついホッと一息ついてしまう心地良い雰囲気だ。利用には年間登録料のほかに利用料が必要な会員制。しばらく通っていると訪れる人みなが仲間になれるのも落ち着く理由かもしれない。
写真2 : アットホームな雰囲気
写真3 : かわいらしくほっこりとす …
保育園や幼稚園に入園する前の0歳児、1歳児、2歳児が多いため、おもちゃも布や木の手作りの優しいものが豊富にそろっている。絵本コーナー「パレット文庫」も設置されていて、約300冊の本が並んでいる。本は家でゆっくりと楽しみたいという方に、借りて帰ることもできるという。また、砂場道具や三輪車などの貸し出しもしているため、前の公園に持って行って遊ぶことも可能だ。
写真4 : たくさんの絵本は閲覧自由 …
訪れる親たちは自分の子だけでなく、一緒に利用している子の面倒も見ようという雰囲気ができている。そうした場づくりにはスタッフはもちろん、ボランティアの存在も大きい。子どもと一緒に遊びながら、または、子どもが幼稚園に行っている時間を使って手伝っているボランティアたちが、「ぴよぴよ」が気持ちよく過ごせる空間になるようにと支えてくれているのだ。また、12時から1時のランチタイムにはスタッフも一緒にお弁当を並べ食べる。そういった時間にも交流が生まれ、相談などもしやすい環境づくりに一役かっているのだろう。
写真5 : スタッフと利用者、利用者 …
イベントも穏やかに開催される。毎月月末には誕生会。手作りケーキのろうそくを吹き消したり、手形をとった誕生日カードを作ったりして、みんなでお祝いをする。栄養士による簡単な離乳食の作り方などの話を聞くこともある。ユニークなのは定期的に行うパンや野菜の販売。近所のベーカリーから買ってきたパンを販売したり、地元の農家から買ってきた野菜を販売したり。採れたての野菜を目の前で見て買って帰ると、野菜嫌いの子どもたちも喜んで食べるという。食育の場ともなっているのだ。
写真6 : 手作りの野菜マップ。直売 …
写真7 : 同じくパンマップ
この「ぴよぴよ」を運営するのは「NPO法人 ワーカーズ・コレクティブ パレット」。「パレット」はまた、子どもミニデイサービス「まーぶる」の運営にも携わっている。生後57日~未就学の子どもたちを、一時的に預かってくれる横浜市乳幼児一時預かり事業だ。理由は問わず、働いていない親でも預けることができる。
写真8 : 子どもミニデイサービス「 …
写真9 : 乳児室の様子
もちろん、単に子どもの安全を見てくれているだけではない。天気の良い日にはいろいろな公園にでかけ、思いきり外遊びをして、草木や虫に親しみ、体力づくりにも気を使ってくれる。そして、夏はプール、秋は運動会やお芋ほり、クリスマスはお楽しみ会と、季節ごとにいろんな行事を取り入れ、たくさんの経験をさせてくれる。
写真10 : よくお出かけする公園の地 …
写真11 : 保護者にとっては非常に心 …
「ぴよぴよ」も「まーぶる」も、お父さん、お母さんのたくさんの“あったらいいな”の声が、しっかりと形になった、子育て支援施設。これからお父さんお母さんになるプレパパ・プレママ、「ぴよぴよ」に足を踏み入れてみてはいかがだろう。きっと、たくさんの不安が解消されるに違いない。
※写真は2016(平成28)年9月撮影。2017(平成29)年10月に移転しています。
親と子のつどいの広場 ぴよぴよ 所在地:神奈川県横浜市青葉区あざみ野南2-4-8 カルドあざみ野南207 電話番号:045-511-8062 開催時間:10:00~15:00 ※土・日曜日、祝日は不定期 http://piyopalette.blogspot.com/p/index…