ヨガセラピスト砂金郁里さん インタビュー

親子の絆を深めるヨガ教室「Peace Smile Yoga」

近年、子育て支援施設が次々とでき、育児サークルなども充実している保土ヶ谷区星川地区は、「子育てファミリーをサポートしたい」という思いが、一つ一つ身を結んでいる街です。そんな星川でご自身も子育てを経験してきた砂金(いさご)さんは、触れ合うことで親子の絆を深め、コミュニケーションを取る親子ヨガ教室を主宰しています。そんな砂金さんに、Peace Smile Yogaの誕生のきっかけから星川地区のリアルな子育て事情まで、詳しくお伺いしました。

親子の絆を深めるヨガ教室「Peace Smile Yoga」
親子の絆を深めるヨガ教室「Peace Smile Yoga」

「親子のコミュニケーション・ツール」としての親子ヨガ教室「Peace Smile Yoga」

――Peace Smile Yogaをはじめたきっかけを教えてください。

星川駅前にある複合施設「かるがも」
星川駅前にある複合施設「かるがも」

私の母は通訳になるための勉強中に、夢を諦めて父と結婚をした人で…その夢を私に託すように、私は幼い頃から英語に囲まれて育ちました。その後保育士、英会話スクールのマネージャーなどの仕事を経て、子ども向け英語教室を開設。その時プライベートでヨガを習い、「これは親子のコミュニケーション・ツールとして最適だ」と感じて、キッズヨガ講師の資格を取得しました。2015年にこのPeace Smile Yogaを立ち上げ、親子ヨガ、キッズヨガ、バイリンガルヨガなどのクラスを開くことにしました。

――親子のコミュニケーションのためのヨガなのですね。

小さい子どもも集まる教室
小さい子どもも集まる教室

保育士の仕事をしていた時、親子のふれ合いが子どもの成長には欠かせないこと、多くの人との出会いが子どもを大きく成長させることを実感したことも、Peace Smile Yogaを立ち上げたきっかけになっています。少々難しい話になりますが、「皮脳同根」をご存知ですか。人は母親のお腹のなかで命が芽生えた時から、細胞分裂を繰り返しますが、皮膚と脳は同じ「外胚葉」という部分から分裂して出来上がります。皮膚と脳は元が同じなだけに密接なつながりがあり、愛情を込めてお互いの肌に触れ合っていると、子どもと大人のお互いの脳へよい刺激があることがわかっています。つまり親子ヨガで触れ合って遊ぶことで、子どもの脳の発達を助けたり、愛情をたっぷり感じられたり、よいことがいっぱいあるんです。

またレッスン内の「呼吸」も、鼻から深く呼吸をすることでリラックスできるようになり、子ども時代に癖をつけたい鼻呼吸を意識することができます。 子どもにとっては「ママと一緒に遊ぶ時間」であり、ママにとっては「ちょっと一息つく時間」、パパやおじいちゃん・おばあちゃんにとっては「貴重なふれ合いの時間」とよいこと尽くしの親子ヨガなんですよ。

――親子ヨガというのは具体的にどのように行うのでしょうか?

ヨガ教室の様子
ヨガ教室の様子

子どもを抱っこしながらヨガポーズを取ったり、お腹や膝に乗せてみたり、お互い手をつないで引っ張り合ってみたり、難しいことは全くなくお互い楽しみながら行えるようなプログラムです。時には親子ヨガの前に工作の時間を設けたり、親子ヨガ後にママ向けのヨガを少し加えたりすることもあります。

ありのままの子どもを受け入れることで、親子共々伸びやかに

――レッスンを行ううえで気をつけていらっしゃることなどはありますか?

リラックスした雰囲気で行われるプログラム
リラックスした雰囲気で行われるプログラム

まずママやパパたちには、子どもが模範的な態度でなくてもキリキリしないでということは伝えています。私のやるように一緒にポーズを取ったり、飽きずに同じ場所で静かにしているなんて、子どもには無理な話。でも同じ空間を共有して、私の声が聞こえる場所にさえいれば、体全体で吸収しているものです。レッスンの最中は知らんぷりをしていても、家に帰って突然お風呂でポーズを取ったりする子も多いんです。張り切ってやる日もあれば、気分が乗らない日もあるのは当然。無理に参加させようとしないで、大人の方がヨガに集中していると、逆に参加してきたりして面白いですよ。子どものそのままの姿を受け入れると、ママの子育てが楽になることはもちろん、子どもも「このままでいいんだ」と自己肯定感が高まって伸び伸びと育ちます。

あとは「家事の隙間にできるヨガ」「スクワットの正しいやり方」などの、ミニ知識をお伝えするようにしています。子育てをしているとまとまった30分なんて時間は絶対に取れません。ちょっとした隙間にちょこちょこできるポーズなどを知っていれば、子どもとテレビを見ながらでも体を伸ばしたり、シェイプアップできることもある。そんなポーズや知識を少しでも多くお渡しすることで、ママたちの子育てや日々の生活が少しでも楽になればなぁと思っています。

――親子ヨガをすると、子どもの様子などに変化はありますか?

自由にのびのびと参加する子ども達
自由にのびのびと参加する子ども達

劇的に変化するということはありませんが、子どもの様子を見ていると「表現」が上手になるような気がしますね。一緒にヨガのポーズを取ったり、体の表現はもちろん、「気持ちの表現」という意味でも自分を出すことに躊躇がないように感じます。それはもしかしたら、「子どものそのままを受け入れる」という親子ヨガの理念がママたちに浸透して、子どもが自由に自分の気持ちを表現することができるようになるのかもしれません。いずれにしても、子どもにとっても親にとっても、自分の気持ちを素直に表現できるのはとてもよいことだと思います。

――参加しているママたちの様子はいかがですか?

 

「子どもを預けてまでヨガに行くのはハードルが高いけれど、一緒だから来られる」「子育てで煮詰まっていたので、ほっとできる時間になっている」という声をいただいています。そんな話を聞くと、少しは忙しいママたちの役に立てているのかなと思います。

お子さんを見守りのスタッフが見ていて、ママはヨガをするというお教室も最近は増えているようですが、Peace Smile Yogaでは一緒に触れ合うことを大切にしているので、特に見守りのスタッフは置いていません。最近は育児休業中のママたちが仕事に戻ってしまうことも増えてきたので土曜日開催にして、働くママたちやパパさんの参加も促しています。 お子さんの首が据わる前から来てくださっている人もいます。今ではその子が幼稚園に通い、さらには弟もできるなど、ご家族の成長を一緒に体験しているような気持ちになります。私も子どもを育てている同じ母親として教えてもらうことも多いですし、何か私で相談にのれることがあれば、一緒に考えていきたいと思っています。

行政支援、遊び場、利便性、どこを取っても子育てしやすい街

――星川地区の子育て環境について教えてください。

親子のフリースペース「ピア」
親子のフリースペース「ピア」

私も20年以上星川に住んでいますが、本当に子育てしやすい環境だと思います。特に最近は、星川1丁目に「親子のフリースペースピア」という0歳〜就学前までの親子の遊べるひろばもできましたし、私たちが活動しているこの星川駅前の「かるがも」という複合施設にも、「保土ヶ谷区地域子育て支援拠点こっころ」ができました。

この「かるがも」では私たちのような親子の教室やサークルも活動しているようですし、今も隣の部屋ではリタイアした技術者の方々が「おもちゃの病院」を開いています。また星川駅前には保土ヶ谷区役所があるので、子育て中の様々な申請が多い時期は特に便利だと思います。近年、星川地区は新たな集合住宅もできていて孤独感もないでしょうし、たくさんの子育て支援の場が広がっているので、子育てしやすいおすすめの街です。

――買い物する場所や子どもの遊び場などは多いのでしょうか?

「イオン天王町店」
「イオン天王町店」

イオンやホームセンターコーナンなどがあるので、日常の買い物には苦労しません。また近くに横浜のアメ横と呼ばれている「松原商店街」という昔ながらの商店街があり、このご時世ながら賑やかで活気があります。スーパーには並ばないB級の野菜が山盛りで100円で買えることもあるなど、主婦には嬉しい八百屋や肉屋、マグロ屋など特徴のあるお店も多くて、歩いているだけで楽しい通りです。お店の人とやりとりしながら買い物ができる昔ながらの商店街は、お子さんの買い物の練習などもできて、面白いのではないでしょうか。

また松原商店街とはまた別に、イオンの門前町的な位置に「シルクロード」という商店街もあって、そこでは春と秋にフリーマーケットも開かれています。買い物ひとつ取っても、スーパーも商店街も選べるとても買い物がしやすい街ですよ。

洪福寺松原商店街
洪福寺松原商店街

また「横浜ビジネスパーク」と呼ばれるオフィスビルとスポーツセンター、公園を備えた複合施設もあって、夏は蛍鑑賞会、フリーマーケットや区民絵画展などの地域住民向けの催しも開かれています。時々ドラマや映画の撮影にも使われている、おしゃれな場所です。ほかにも広大な敷地の県立保土ヶ谷公園や、三ツ沢公園など広々とした公園も近くにあるので、週末に子どもと過ごす場所としても最適だと思います。近くにある保土ヶ谷スポーツセンターでは、ベビー体操や親子体操、読み聞かせなどの子どもや親子向けの教室も開かれているうえ、トレーニングルームや体育館などの施設も充実しています。区民ならトレーニングルームも3時間300円で利用できるので、お得ですよね。

――交通の便などはいかがでしょうか?

相模線の星川駅から横浜駅までは、早い時では5分程度で着いてしまう距離で、あっという間に横浜駅に到着します。また横浜駅西口までは坂道や勾配もなく平らな道が続いているので、歩いて30分くらいで行くことができます。自転車だったら15分くらいですし、天気がよければベビーカーでも散歩がてら歩くのも気持ちがいいですよ。ちなみにJR東海道線の保土ヶ谷駅までも徒歩20分くらいなので、行き先によってはこちらを使うこともあります。またバス停は保土ヶ谷車庫前というバスの車庫なので、どこに行くにもバスの始発で座って行けるのでとっても楽(笑)。行こうと思えば桜木町駅やみなとみらい、関内駅へもバス1本で行けます。少々時間はかかりますが、乗り物が好きなお子さんだったら、飽きずに乗って行かれるのではないでしょうか。

これから星川周辺で子育てをされるママ・パパへ一言

とにかく子育て支援が充実していること、公園が多いこと、交通の便がよいことなど、子育てをするにはベストな環境が整っています。私もここで子どもを育てましたが、とても子育てしやすかったと感じています。指定地区外就学という制度もあるようなので、申請を出せば学区以外の小中学校に通うこともできるようです。また保土ケ谷区は学童クラブとは別に、放課後の小学校で子どもたちが過ごせる「放課後キッズクラブ」や「はまっ子ふれあいスクール」などがあって、就学する年齢になっても子育て支援を受けることができます。ぜひこの星川で子育てをして、一緒に親子ヨガを楽しみましょう。

砂金郁里さん
砂金郁里さん

Peace Smile Yoga

Peace Smile Yoga代表 砂金郁里(いさごゆり)さん
お問い合わせ: yuriyoga135@gmail.com
URL:https://www.facebook.com/Peace…
※この情報は2018(平成30)年4月時点のものです。