「東林間サマーわぁ!ニバル」 副理事長 田中 武さん インタビュー

毎年15万人以上の人々を魅了する「東林間サマーわぁ!ニバル」の見どころとは

小田急江ノ島線「東林間」駅、駅前には地元の人々が愛用する商店街が広がり、その先はすぐに住宅地が広がっている。この街で年に2日間開催される、大きなイベントが「東林間サマーわぁ!ニバル」だ。今年26回目を数え、近年は会期2日間でのべ40連以上、15万人以上の人々を集める大イベントとなっている。今回は第1回目から参加し、今も地元の連のひとつ「伍楽連」で踊りながら、「東林間サマーわぁ!ニバル」実行委員長も務めていらっしゃる、田中武さんにお話をうかがった。

地元商店街で作った阿波踊りが、今や相模原市で随一のイベントに

「東林間サマーわぁ!ニバル」実行委員長 田中武さん
「東林間サマーわぁ!ニバル」実行委員長 田中武さん

――まずは、「東林間サマーわぁ!ニバル」概要について教えてください。

田中さん:「東林間サマーわぁ!ニバル」は、毎年8月第1週の土・日曜日に開催しています。、地元の連が6つあり、この6つの連は2日間とも踊っています、そのほか各地から参加される連にはどちらか1日踊っていただいていますので、2日間で顔ぶれもだいぶ違います。 踊る場所は、駅前大通りの「シャンテ大通り」を中心に、「東林間」駅を挟んで東側と西側、約800mほどを歩行者天国にして、練り歩きます。その間に8~9つほど設ける「演舞場」では、お客さんは座ったままゆっくり鑑賞していただけます。 来場者数はおよそ15万人、人で道が歩けないほどの賑わいです。お客さんもいろいろなところからいらっしゃって、阿波踊りマニアな方はご贔屓の連を目当てに各地から来てくださるようです。

「シャンテ大通り」でのイベントの様子
「シャンテ大通り」でのイベントの様子

――そもそも、どういった経緯でこのお祭りは始まったのでしょうか。

田中さん:40~50年ほど前から東林間には自治会主催の盆踊り会があり、当時は駅の近くに空き地のような場所があったので、そこに櫓(やぐら)を建てて提灯を飾り、地元の方々が盆踊りを踊ってました。 しかし27年ほど前、駅前の開発が進んでその広場が無くなることになり、何か道路でできるお祭りをやろうという話になったのです。その際、今度は商店街で企画してほしいと要望をいただき、始まったのが阿波踊りです。 第1回は大和市の阿波踊り連の方に来ていただいて行われました。その時はまだ、東林間の地元連はありませんでしたが、自分たちでも踊ろうという機運が高まり、私が所属していた当時の商工会青年部や、自治会の青年団、消防団といった人々が集まり「東林間連」という地元の連を立ち上げました。それが徐々に広がり、今は6つの地元連があります。 2回目以降は地元連が中心となり、ほかの地域の阿波踊りと相互に参加しあうことで、徐々に大きな祭りになっていきました。今では本当にいろいろな土地の方が来てくださって、2017年は週末それぞれ20連ほどの連が参加しました。

「東林間連」の子どもたち
「東林間連」の子どもたち

飛び入り参加も大歓迎、身体全体で楽しむ踊り

――踊りの鑑賞にあたって、おすすめの観覧ポイントがあれば教えてください。

田中さん:参加連が会場をぐるっと一周するので、お目当ての連を探して歩きまわるより、一箇所でずっと見ていただくと楽しみやすいかと思います。回る順番はインターネットで公開していますし、当日配布するプログラムにも記載してありますので、そちらを見ていただければと思います。 衣装や踊り方の違いはもちろんですが、傘を被り下駄を履いて踊る女性の踊り手さんは、下駄の「カッカッ」という音がいいですね。この音を聞くと「夏が来たな」という感じがします。鉦や笛や太鼓も生演奏ですから、身体全体で楽しめる迫力が見どころかと思います。 商店街としても“東林間グルメ”という感じで、いろいろな模擬店を出していますので、そういったところも楽しんでいただきたいですね。

「ほたる連」の踊り手さんたち
「ほたる連」の踊り手さんたち

――一般の方でも一緒に踊れる「にわか連」があるそうですね。

田中さん:土曜日限定で地元連のスタート前に、ちょっとした阿波おどり教室を開いていて、そこでレクチャーを受ければどなたでも「にわか連」にご参加いただけます。いい体験ができると思いますので、ぜひ気軽にご参加いただきたいですね。詳細はホームページと、当日配るパンフレットに記載しています。

全員でつくり、全員で楽しむ、街を上げたお祭り

――ボランティアスタッフの中には、地元の中学生もいるそうですね。

田中さん:毎年、「相模原市立上鶴間中学校」の3年生が授業の一環で、誘導、清掃、案内、放送などを担当てくれています。進行のタイムキーパーや、模擬店の場所、ご贔屓の連の案内なども引き受けてくれて、とても助かっています。 ほかにも、「東林地区自治会連合会」の方が担当連の給水や、中学生の指導役をしてくださったり、「社会福祉協議会」の方に救護の面でご協力いただいたり、多くの地元の方に携わっていただいているイベントで、東林間の街をあげてのお祭りだな、と実感しています。

実行委員長の田中さん
実行委員長の田中さん

――新しく地元の連に参加するためにはどうすれば良いですか?

田中さん:まずは、「にわか連」で一度体験していただき、雰囲気を体感したら、好きな連の連長さんに声をかけてみてください。練習の見学や体験もできますし、「鳴り物」という楽器演奏の役もあるので、踊りが苦手でもぜひ参加してみてください。 もちろん、新しく引っ越して来た方も大歓迎ですし、入ってもらえると交友の輪もぐっと広がると思います。多くの連が下は幼稚園から上は体力に自信があれば何歳でも受け入れているので、親子で参加している方が多いです。大人も子どもも友達が増えるので、引っ越して来たばかりの方には特におすすめですよ。

「伍楽連」連員募集の張り紙
「伍楽連」連員募集の張り紙

――ご自身が感じられている、東林間の街の魅力について教えてください。

田中さん:生まれも育ちもこの街ですが、住みやすい街だと感じています。都心も山も海も1時間ほど、いろいろなところへ行きやすいです。特に最近は、高速道路の便も良くなってきましたから、ますます住みやすい場所になってきたと思います。 天災に強い土地柄という点もいいです。地盤が強固だから地震にも強いし、地すべりや水害などもまず無い、安全で安心な街だと思います。

――最後に、これから東林間で新しく暮らしを始める方に向けてメッセージをお願いします。

田中さん:お話したとおり、東林間は本当にいい街ですから、ぜひ沢山の方に来ていただきたいですし、お祭りにも参加していただけると、横のつながりが広がり、いろいろな出会いがあって、より楽しく生活できると思います。ぜひとも、東林間の“仲間”の輪に加わっていただければ嬉しいなと思います。

田中さん
田中さん

東林間サマーわぁ!ニバル

東林間商店街振興組合 副理事長/居酒屋「北酒場」店主
田中 武さん
URL:https://higashirinkan-awaodori.com/
※2017(平成29)年10月実施の取材にもとづいた内容です。 記載している情報については、今後変わる場合がございます。