地域の食卓を豊かに彩る、愛情たっぷりのベーカリー

ラ・ウフ

「江田」駅近くにあるブーランジェリー「ラ・ウフ」は、横浜市内でも屈指の“ベーカリー激戦区”と言われるこの界隈で、2003(平成15)年に開業して営業を続けている地元密着型のベーカリーだ。こだわり派の女性店主、斎藤瞳さんが地元の女性客に向けて、消費者目線の「優しい味わいで、見た目もかわいらしく、値段もリーズナブルなパン」を手作りしており、十数年と通い続けているファンが多い。

ラ・ウフ
ラ・ウフ

実は、もともとこの店があったのは、駅から少し離れた「みすずが丘」交差点の辺り。交差点の角にある2階建ての店舗に「ベーカリーカフェ ラ・ウフ」として始まり、当初は1階で物販、2階でカフェをやっていた。当時はイートインのお客様が過半数で、パンを主役に据えたコース料理まで作っていたという。しかし、営業時間が長く、人気が出るほどに、負担増となり継続が難しくなっていった。

新店舗に移ったのは9年前のこと。「駅に近い場所でやってほしい」という常連客の要望が多かったので、駅チカの物件を探したそうだ。「移転してもカフェは続けてほしい」という声も多かったが、それ以上に「製パンに専念したい」という思いが強く、新店舗は十分な厨房スペースを備え、店舗スペースはコンパクトに収めた「少数精鋭のパン専門店」としてオープンさせた。

素朴な陳列スペース
素朴な陳列スペース

現在もなお、すべてのパンの製造に関わっている齋藤さん。厨房内ではつねに、パンをこねたり切ったり、焼いたりと、大忙しで動き回っている。子どもから大人まで、誰もが笑顔になれる優しいパンを作りたい。そんな思いを新たにしたのは、あるお客様の声だったという。

人気商品の一つ「ぶどうパン」
人気商品の一つ「ぶどうパン」

「ラ・ウフ」の人気パンの一つである「ぶどうパン」。見た目は通常より小さな山型のボックスで、酸味や甘味が違う3種類のレーズンを丁寧に湯戻しし、洋酒とシロップ漬けにして仕上げているという手間のかかったパンだ。これにツナを挟んだサンドイッチは、齋藤さんの個人的なお気に入りの品だったそうだ。ある日訪れたお客様から聞いたのは、「うちの子は何を与えてもすぐに飽きて、最後まで食べられないんですけれど、このレーズンツナサンドだけは夢中で食べるんです。私達には、もうここのパンが欠かせないんです」という熱烈な謝意だった。その時、齋藤さんは「パンがお子様の食育につながることもあるのだ」、と身の引き締まる思いがしたという。

定番商品のカンパーニュ
定番商品のカンパーニュ

斎藤さんのパン作りのポリシーは、すべてのパンに沢山の愛情をかけ、“消費者目線”でパンを作ること。安心、安全、美味しい、といった部分は当たり前。さらに見た目が華やかで、割安感があり、思わず「わあっ!」という感嘆符が聞こえてくるようなパンを目指している。

定番商品ともなっているのはカンパーニュ、パンドミ、食パンといった食卓で使いやすいパン。カンパーニュは以前の店でもメニューの主役に据えていたもので、「プレーン」、「クルミとピスタチオ」、「山ぶどうと黒ごま」を定番に置き、日替わりで柑橘入りやミックスフルーツ入りなど大型で迫力あるパンも焼いている。

ひと塩のブール
ひと塩のブール

代表的な食事パンは天然酵母から作ったパンドミのほかに、生クリームを練り込み、イーストで発酵させしっとり仕上げた「プレミアム食パン」がある。どちらも国産小麦とヒマラヤ岩塩を使った端正な味わいで、日常使いしやすい。このほか、小ぶりのパンドミ風に仕上げた「háco」というパンもあり、午前中に売り切れてしまうほどの人気商品となっている。これは元々、斎藤さんが自宅用に焼いて楽しんでいたもので、ハニートーストにすると美味しいとか。「háco」にオレンジピールを入れた「ネーブルオレンジ」や、小さなフランスパンに岩塩とオリーブオイルを添えた「ひと塩のブール」も人気商品となっている。

自家製カスタードクリームがはいった「メロンパン・リッチ」
自家製カスタードクリームがはいった「メロンパン・リッチ」

お菓子系のパンではメロンパン、クリームパン、「ガンバレかめぞ~」などが定番人気の品。メロンパンの中にはバニラビーンズたっぷりのカスタードクリームが入っており、思わず笑みがこぼれる。クリームパンもタマゴとバニラがしっかり香る良品。亀の形をした「ガンバレかめぞ~」は、1~3の旗を手にした、子どもたちに大人気のバニラクリームのパンだ。

子どもたちに人気の「ガンバレかめぞ~」
子どもたちに人気の「ガンバレかめぞ~」

駅からすぐ近くの場所にあって、子どもから大人まで、安心して食べられるパンや焼菓子を提供している「ラ・ウフ」。美味しさもさることながら、気取りすぎない、普段使いしやすい雰囲気も人気の一因だろう。齋藤さんは「相手の方にお返しの心配をさせない、気軽な手土産としても是非使ってください」とも話していた。美味しくて気さくな「ラ・ウフ」のパンは、これからも江田の人々のライフスタイルを豊かに彩ってくれるのだろう。

ギフトボックスもある
ギフトボックスもある

ラ・ウフ
所在地:神奈川県横浜市青葉区荏田北3-1-6 
電話番号:045-910-6780
営業時間:8:30~19:00
定休日:火曜日 ※夏季は水曜日不定休
https://ja-jp.facebook.com/laoeuf/

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