スペシャルインタビュー

道徳教育と人権教育を基盤に様々な教育を。地域に愛される「横浜市立桂小学校」の取り組みとは

横浜市青葉区西部に位置する青葉台エリア。閑静で緑が多い住環境だが、交通アクセスや買い物環境の良さなども兼ね備えた住みやすい街だ。緑が多い桂台に位置する「横浜市立桂小学校」は、1996(平成8)年に開校し地域とともに歴史を刻んでいる。教育の特色や青葉台エリアの魅力について、本田正道校長に話を伺った。

「横浜市立桂小学校」
「横浜市立桂小学校」

――まず、小学校の概要について教えてください。

本田校長:「横浜市立桂小学校」は、1996(平成8)年4月に開校しました。恩田地区(青葉区南西部エリア)の中では最も新しい学校です。全校児童は約400名で1年生から6年生まで2クラスずつ、特別支援学級が3クラスの構成です。ここは戸建て住宅が立ち並ぶ閑静なエリアということもあり、学校には穏やかで素直な子供たちが多いのも特徴です。

学校入口にはこれまでの活動紹介などが飾られている
学校入口にはこれまでの活動紹介などが飾られている

学校教育目標は、「互いのよさを認め合い、生き生きと学び合う子」。互いのよさを認め合う場を意図的に設定する、よさの理由を相手に伝える表現を重視する、よさを伝え合うことの喜びを実感させる、自分の考えをしっかりともち、相手を認め、互いのよさを認識する。授業だけではなく全教育活動での学び合いを進めることを大事にしており、道徳教育・人権教育を基盤とした教育活動を展開しています。

――小学校の特色についてお聞きします。

本田校長:本校では“命の教育”を一つのテーマに掲げて、地域の中の学校作りを進めています。“育てる命”と“守る命”を重視して行事関係に力を入れており、今年度は“命の教育活動”がテーマ。その一つ目は、「言語活動の重視」です。挨拶や言葉遣いを大事にしながら、表現力・思考力・コミュニケーション力を育み、読書活動・音楽活動作文活動・英語活動を推進し、読書や音楽が好きな子を育てます。また地域のボランティアさんには、本の読み聞かせだけではなく図書室整備や本の修理などにもご協力を頂いておりまして、その成果もあって本校の子どもたちは読書好きが多いのも特徴です。

英語教育を推進
英語教育を推進

二つ目は、「体験の重視」。豊かな心を育て、互いのよさを認め、思いやりを持った優しい子どもたちになって欲しいと考え、様々な体験を取り入れています。低学年であれば野菜や花を育て、高学年は稲や植物を栽培することで命の大切さを実感してもらっています。地域と触れ合う活動や交通安全、道徳・人権・福祉の推進も行っています。

三つ目は、「体力向上の重視」です。体力づくり運動により、健康面だけではなく心の面も成長すると考え、毎週月曜日と金曜日の朝には3分間の校庭マラソンや、「日本体育大学 横浜・健志台キャンパス」の学生さんが来校して一緒に健康体操なども行っています。また「学校保健委員会」では“怪我”をテーマに各クラスで話し合いや取り組み、「避難所運営ゲーム(HUG)」を通して、災害時に自分たちは何ができるのかを考える場を設けるなど、“自ら自分の体を高める子”を育てる活動も行っています。

学内は綺麗に保たれている
学内は綺麗に保たれている

――地域や近隣学校との連携はいかがでしょうか。

本田校長:本校は地域の防災拠点に指定されています。今年は6月の土曜日参観の後に地域の防災訓練と引き取り訓練を同時に行い、地域の方々と保護者、子供たち全員が参加する大規模な訓練を行いました。学校と地域が一体になって、防災への意識を高めているのも特徴です。

今回笑顔でインタビューにご対応いただいた本田校長先生
今回笑顔でインタビューにご対応いただいた本田校長先生

近隣の小中学校との連携も盛んですよ。横浜市では小中一貫教育の取り組みを行っていまして、9年間で子どもたちをどのように育てていくかをテーマに教育に取り組んでいます。本校と「恩田小学校」、「奈良小学校」、「奈良中学校」の職員同士が会議や交流を定期的に行い、授業交流やカリキュラムを編成。授業相互見学や部活動交流、生徒会訪問、音楽相互交流の機会を定期的に設けて、小中連携を強めています。2月に行われる「桂ふれあいフェスティバル」では、「奈良中学校」の和太鼓クラブに来て頂き、みんなで演奏を楽しむなど交流を深めました。

――英語教育環境も整っているようですね。

本田校長:横浜市では小中学校9年間を通した英語教育を実施するため、小学校における英語教育の時間として「Yokohama International Communication Activities (YICA)」を取り入れています。本校でも外国人講師と地域の英語サポーターを交えて指導。一週間に1、2時間の英語授業と校内各所の英語掲示物などで、自然と英語に触れることができる環境を整えています。

自然と英語に触れられるよう様々な工夫がされている
自然と英語に触れられるよう様々な工夫がされている

――「おやじの会」の活動が盛んとお聞きしました。

本田校長:在校生やOBなど地域のお父さんたちの組織で、本校の様々なイベントでお手伝いをして頂いています。毎年開催する夏祭りでは「おやじの会」の皆さんが、校庭から体育館まで全部を使ってお化け屋敷を制作。校庭での花火大会の実施や射的、ヨーヨーなどのブース設置まで運営のお手伝いをして頂いています。その他、「桂っ子餅つき大会」や「桂ふれあいフェスティバル」も「おやじの会」の皆さんの運営によるもので、子どもたちの笑顔の為に…と、いつも支えて頂いています。とてもありがたいですね。

学内、周辺ともに緑が多い
学内、周辺ともに緑が多い

――青葉台エリアの魅力を教えてください。

本田校長:本校のすぐ隣にある「桂台公園」をはじめ、周辺には子どもたちの遊び場が沢山あります。自然環境が豊かでとても住みやすい街です。近隣には教育施設が揃い、「青葉台」駅前には学習塾も点在。学習環境が整うエリアとも言えるでしょう。桂台エリアは高台にあり閑静な住宅街ですが、交通アクセスは良好。住宅街の住みやすさと街中の利便性も兼ね備えた理想的なエリアですね。

桂台公園
桂台公園

道徳教育と人権教育を基盤に様々な教育を。地域に愛される「横浜市立桂小学校」の取り組みとは
道徳教育と人権教育を基盤に様々な教育を。地域に愛される「横浜市立桂小学校」の取り組みとは

横浜市立桂小学校

校長 本田正道さん
所在地:横浜市青葉区桂台1-4
電話番号:045-961-7211
URL:http://www.edu.city.yokohama.lg.jp/school/es/katsura/index.cfm/1,html
※この情報は2018(平成30)年9月時点のものです。